大迫力の船や海の表情をキャンバスに表現|Marine the world 海洋画家 高橋健一の海洋画展 2025

2025.04.06

Marine the world 海洋画家|高橋健一の海洋画展2025」が、東京、愛媛(松山)、兵庫(芦屋)の3カ所で順次開催される(詳細は記事下部に記載)。

 

本記事のタイトルカット「快走する帆船 日本丸」でもわかるように、高橋さんの作品は、色鉛筆、パステル、修正液という複数の画材を用いた独自の珍しい方法で船や海のワンシーンを精巧に彩る、きわめて美しい海洋画。大海原を行く大型の帆船やフェリーに、貨物船。リアルで雄大に描かれた光景を眺めると、自分がその海に連れて行かれたかのような気分になってしまう。

そんな迫力あふれる大型船の表現もさることながら、高橋さんの作品の最大の魅力は、緻密で繊細な海そのものの表現だ。海にはたくさんの表情があり、穏やかな海もあれば激しい海もあるが、そんな様子が絵画から直感的に伝わってくる。崩れ落ちる波や、船にかき分けられた引き波、日光に光り輝く海面の様子など、その全てが巧みに細かく描かれているからだろう。

 

都会の騒がしさから距離を置き、ときには海に思いを巡らすのはいかがだろう。画展のスタートとなる東京会場は、4月13日(日)から開場となる。入場は無料。

会場では筆者の文章力では到底表現しきれない、得も言われぬほどの美しい船と大海原が来場者を待っている。

 

以下、高橋さんの作品を一部紹介する。心を動かされること必至の海洋画展で、ぜひ至福のひと時を!

 

「高砂丸」(大阪商船の貨客船)

 

「日本丸」

 

「海景」

 

「初代 さんふらわあ」(関西汽船時代の姿)

 

「海王丸」

 

「海王丸のフィギュアヘッド紺青」

 

「ブレーメンとモレタニア」

 

Marine the world 海洋画家 高橋健一の海洋画展2025

東京
・日程:4月13日(日)~19日(土)
・会場:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下1F ギャラリー玻璃(はる)
・開催時間:11:00~18:30
※最終日は15:00まで。入場無料

松山
・日程:5月15日(木)~19日(月)
・会場:愛媛県松山市湊町4-14-5 1F アートギャラリー風(かぜ)
・開催時間:11:00~18:00
※最終日は15:00まで。入場無料

芦屋
・日程:9月18日(木)~23日(火)
・会場:兵庫県芦屋市船戸町2-1-121 ラポルテ西館1F ギャラリー篝火(かがりび)
・開催時間:10:30~17:30
※初日は12:00から、最終日は16:30まで。入場無料

 

海洋画家 高橋健一 公式HP
https://ships76.web.fc2.com/

 

(文=有賀航平 画像提供=高橋健一)

 


bnr_phonak_part1.jpg

トピックス

トピックス の記事をもっと読む