
オーストラリア・メルボルンから大阪まで、太平洋を縦断する5,500マイル。この遠大なる距離を、ダブルハンドで走破する地球規模の外洋ヨットレースが、“メルサカ”ことメルボルン大阪ダブルハンドヨットレースだ。
1987年に第1回が開催されて以来、日本からも数多くのオフショアセーラーが挑戦し、物語を紡いできたこの大会。
そんなメルサカの次回大会が、2030年3月に開催されることが決定した。
初開催から43年、節目となる10回目を迎える記念大会となる。
現在大会の公式サイトにて暫定のレース公示が公開中。
大会運営のロジスティクスが大規模になるため、エントリー数に制限が定められている。早期の参加表明の提出が強く推奨されているようだ。
日本の外洋ヨットレース史に、新たに名前を刻む挑戦者の登場を期待したい。
メルボルン大阪ダブルハンドヨットレース2030 暫定レース公示

大会のコース図。オーストリア・メルボルンを出発し、赤道を越えて5,000マイル以上先の大阪をフィニッシュとする。全長23m以下のモノハル艇によるダブルハンドのレースだ。「OSRカテゴリー1+(外洋特別規定のカテゴリー1と、大会が独自に定める基準も同時にクリアする必要がある)」という厳しい参加基準が設定されているように、非常に過酷なレースとなる

昨年開催された第9回大会では、日本から挑戦した写真の〈1122 TREKKEE〉(クラス40)のほか、〈Zero〉(IMX40)、〈ジャズプレイヤー〉(ベイクウェルホワイト39)の3艇全てが見事に完走。日本の外洋セーラーの実力を示した

経験豊富な多くの海外セーラーたちも参加し、大阪を目指す。写真は前回大会に参加した〈ロアリングフォーティー〉(ルトラ・ボック オープン40)。レース中に破損したブームを12日間かけて修理して再出航し、フィニッシュを果たした

第9回大会のORCiクラスで準優勝し、表彰される〈ゼロ〉の山田克弘さん(中央)とコスキッパーの小林正幸さん(左)

スタート地となるメルボルンで交流を深める参加者たち。大阪市とメルボルン市の姉妹都市間交流の象徴イベントとして発足した大会であり、この交流という主旨は今でも健在だ
(文=川野純平/Kazi編集部 写真提供=メルボルン大阪ダブルハンドヨットレース実行委員会)
日本艇3艇が出場した「メルボルン大阪ダブルハンドヨットレース2025」の模様は下記の号に掲載されています。そちらもぜひ!