イタリアの高級ヨットビルダー「アジムット」の国内総代理店としても知られる、安田造船所グループの三浦地所が、神奈川県三浦市にある旧三崎中学校跡地等城山地区事業用地、約7,100坪（23,496.66㎡）を取得した。

同社は今後、サステナビリティーの観点から旧三崎中学校校舎を含めた建物のリノベーションを実施し、デザイン、アート、食、ライフスタイルの実践、発信基地となる複合施設として順次開業する予定だ。

三浦地所は三浦市をより魅力のある町にすることを目指し、国内外からの観光客が訪れたくなる場所をつくりだす計画を進めている。

その具体例として掲げているものが、地元の生産者、漁業者と連携し、「食」を通じて地域の魅力を掘り起こす「ガストロノミーツーリズム」の実践だ。こちらは現地での雇用にも大きく貢献するだろう。

また眺望に恵まれた敷地の南端には、レストラン、ラウンジ、ルーフトップバーなどを備えたスモールラグジュアリーホテルの建設も計画されているという。

三浦地所、代表取締役の野澤隆之社長は、「三崎（三浦）は、私にとって昔から船で寄る港であり、東京湾の出入り口にある大切な港なので、思い入れがとても強い場所です」と話す。

「三崎のように港と街が隣接している場所は、日本の中でも他にあまりない。フネで遊ぶ人にとって魅力にあふれた港町です。近い将来には世界中のスーパーヨットが目的地として選ぶ場所になると思います」（野澤社長）

安田造船所グループは、アート、インテリア、スーパーカー、そしてラグジュアリーヨットといった、憧れのライフスタイルをプロデュースする企業。

同社グループが手掛けるこの新たな施設の開業によって、三崎はさらに魅力を増し、海をも越えて多くの人々が訪れる町となるだろう。

（問）三浦地所

東京都大田区京浜島3-4-1
TEL: 03-3799-2994
https://miura-estate.co.jp/

（文＝舵社／金川佳之　写真提供＝安田造船所）

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