3年ぶりの小戸カップに150艇が集う!

2022.09.04

福岡の名物ヨットレースといえば、例年9月に福岡市ヨットハーバー(小戸ヨットハーバー)が主催する「小戸カップヨットレース」です。コロナ禍の影響で2年連続中止となり、今年、3年ぶりの開催となりました。

9月4日の今日は風と天気に恵まれ、最高のレース日和。今津湾に、クルーザーが3クラス45艇、ディンギーが7クラス112艇、総勢157艇も集まりました。

 

クルーザーは、能古島の西にある象の瀬の脇に設置された1マークと、さらに北西に設置された2マークを回るコースで、11時にスタート。10kt前後の南風を受け、アウター側から出た〈メイビー〉(メルジェス32)がぐんぐん船足を延ばし、44分20秒でファーストホーム。途中、東に風が振れ、能古島のブランケットに苦戦する艇も多く見られました。なお今回のレースは、博多ヨットクラブの定期レース(第7戦)との併催でした。

 

ディンギーは今津湾内に設置された三つのマークを回るコースで、OP級以外の85艇が12時にスタート。シングルハンド、ダブルハンド、ウインドサーフィンまで一緒にスタートラインを切っていきました。OP級はその5分後にスタート。他県から遠征してきたOPセーラーたちも一緒に、小戸カップを楽しみました。

 

今年の小戸カップTシャツは、平和を願って、ウクライナの国旗の青と黄色をベースに、国花のヒマワリをデザイン。ディンギーの表彰式と抽選会では多くの選手がTシャツを着て参加し、皆の背中にヒマワリが咲いたような光景に。以下、小戸カップの様子をお届けします。

 

 

上位成績

■クルーザー
●Aクラス(参加13艇)
1位 ウインドワード(ベネトウ・ファースト35)
2位 メイビー(メルジェス32)
3位 ハミングバード(ロッドマン42)
●Bクラス(参加18艇)
1位 ゼフィルス(フレンドシップ32)
2位 マンタJr.(J/24)
3位 マリル(J/24)
●Cクラス(参加14艇)
1位 ノータス(ヤマハ26S2)
2位 ホクレア2(デュフォー36クラシック)
3位 ハッピーホリデー(リベッチオ)

■ディンギー
●470級(参加9艇)
1位 今井拓也/樋高陽之助(六広会チームエンタープライズ)
2位 久保春喜/金子咲也(九州大学)
3位 徳丸 凪/米倉ほのか(福岡大学)
●スナイプ級(参加13艇)
1位 五嶋杏莉/金丸智央(福岡大学)
2位 小池凌平/黒田大樹(九州大学)
3位 中村吉孝/近藤大輝(チーム輝栄会)
●420級(参加12艇)
1位 橋本和佳/姫野咲笑(福岡第一高校)
2位 中村奏絵/花田 佳(福岡第一高校)
3位 占部心美/小林和真(福岡第一高校)
●シングル(参加31艇)
1位 安河内英治(レーザー福岡フリート、レーザーラジアル)
2位 豊澄成光(広島なぎさ高校、レーザーラジアル)
3位 納富キシオ(レーザー福岡フリート、レーザーラジアル)
●フリー(参加18艇)
1位 岩本沙織/永見綾子(福岡県セーリング連盟、SS)
2位 久冨豊彦/小方彰朗(一般、シカーラ)
3位 添田朋子/吉田 憲(OSSC、シカーラ)
●OP級(参加24艇)
1位 田上千尋(B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブ)
2位 宮前咲也(福岡セーリングクラブ)
3位 木崎翔嶋(B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブ)
●ウインドサーフィン級(参加5艇)
1位 黒石勇次(大分県セーリング連盟)
2位 廣津秀治(鹿児島市消防局)
3位 村田高亮(福岡県セーリング連盟)

 

(文・写真=Kazi編集部/森口史奈 協力=福岡市ヨットハーバー)

 


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