自分で釣った魚を家に持ち帰り、料理を作って食べる──これぞ、釣りの醍醐味ではないでしょうか。
月刊『ボート倶楽部』で連載中の「Mr.ツリックの 弟子が来たから釣教してみた」では、釣行の様子だけでなく、釣果料理もテーマの一つとして掲載しています。
本サイト「舵オンライン」では、過去に掲載された記事の中から抜粋して、オリジナリティーあふれる釣果料理レシピをご紹介!
今回は、カサゴを使った冬にピッタリな「クリーム煮」だゾ!!
●オリーブオイル適量 ●ニンニクスライス1かけ ●カサゴの切り身 ●塩コショウ少々 ●小麦粉(適量、30グラム) ●タマネギ1/2個 ●ニンジン1/4個 ●コーン適量 ●バター適量 ●牛乳300ミリリットル ●固形ブイヨン2個
①フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクスライスを弱火で炒める。焼き色が付き、香りが出たら、焦がさないように金網などですばやく取り出す
②三枚におろして骨を取ったカサゴを一口大に切り、塩コショウで下味を付け、10~20分間なじませる。小麦粉を全体にまぶしたら、粉をふるい落としてから、①の香り付けしたオリーブオイルで焼き色が付くまで焼く
③カサゴをいったん取り出し、スライスしたタマネギを弱火で透明になるまで炒める。甘みを出すために、焦がさないようにじっくり炒めるのがポイント
④スライスしたニンジンとコーンを加えて炒める。ほかに好みの野菜をいれてもよいが、水分や色の出るモノはNG。野菜に火が通ったら、いったん火を止めて、バターを投入し溶かす
⑤バターが冷えて固まる前に小麦粉を振りかけて、全体をよく混ぜ合わせる。小麦粉は、バターを接着剤として野菜の表面にうっすらコーティングされるためダマにならないのだ
⑥火を付ける前に牛乳を入れ、固形ブイヨンと塩コショウで味付けしたら、弱火で焦がさないようにかき混ぜる。途中で②のカサゴを入れ、全体的にとろみが出るまで火を通す。このレシピだと若干硬めに仕上がるので、牛乳の量でお好みの硬さに
小分けにして冷凍保存しておけば、パスタ、ドリア、グラタン、コロッケ、サンドイッチなど、別のメニューにもアレンジできる料理です。ぜひ、お試しあれ!
(まとめ=BoatCLUB編集部/井之上晴菜 写真=舵社/宮崎克彦)
須藤恭介(すとう・きょうすけ)
愛称、Mr.ツリック。長年、本誌の筆者として活躍。現在、月刊『BoatCLUB』にて連載中の「弟子が来たから釣教してみた」では、釣りだけでなく、釣果料理のノウハウを弟子に教えている。