
今回はカンパチや野菜などを揚げて、あんの中に入れたあんかけ焼きそばを作ってみた。なかなかのボリュームだが、案外ぺろっと食べられると思う。好きな野菜をたっぷり入れて豪快にかきこむのだ!
揚げた魚をあんの中に入れた、たっぷり野菜の
カンパチ入りあんかけ焼きそば
揚げた魚にあんをかけるのは定番料理だけれど、具としてあんの中に小さく切って揚げた魚を加えるのも悪くない。揚げ物好きにはもう少し切り身を大きくしてもいいかも。一般家庭のキッチンで炒め物のたびに油通しをするのはなかなか大変。しかし、同時に揚げ物をするならついでに野菜たちも素揚げにできる。油通しをすると、素材の色、食感、味わいが炒めただけのときとはレベチである。
今回は、蒸し麺を使用したが、揚げ麺でかた焼きそばにしてもいいし、中華麺で作ってもまた違った風味と食感でおいしい。もちろん、冷蔵庫に余っている野菜があればそれでまったく問題ナシ。
今回のレシピはあんの量が多めなので結構な量の野菜を入れてもカバーできるハズ。逆にあんかけの量を減らしたいのであれば、調味料★をそれぞれ少し減らして、水を200ミリリットルにしてくだされ。あ、ウズラの卵を用意したのに入れるのを忘れたぁ。
【材料】(1人分)
●カンパチ 100g ●塩 適量 ●こしょう 適量 ●小麦粉 適量 ●カボチャスライス 2枚 ●ナス 1/3本 ●レンコン 5センチ ●シイタケ 1個 ●ニンジン 2センチ ●チンゲン菜 2 ~ 3葉 ●水煮ベビーコーン 2本 ●赤パプリカ 1/4個 ●サラダ油 適量 ●焼きそば麺 1袋 ●調味料★(しょうゆ 大さじ2、砂糖・酒・みりん・ごま油 各大さじ1、オイスターソース 小さじ1、鶏ガラスープ[顆粒]小さじ2、水 300ml) ●かたくり粉・水 各大さじ2
①カンパチは頭と内臓を取り、三枚もしくは五枚におろしたら、腹骨と血合い骨を取り、腹身を100グラムほど使う。皮をひいて大きめのサイコロ状にカットし、3~5%の塩水に数分間漬け込んでおく。その後、水分を拭き取り、こしょうを振りかけ小麦粉をまぶしておく
②カボチャはスライス2枚を2~3等分に切る。ナスは大きめのひと口大に切り、皮へ切れ目を入れておく。レンコンは皮をむいて乱切りにし、ナスとレンコンは水にさらしておく。シイタケとニンジンはスライスし、チンゲン菜、ベビーコーン、パプリカはざく切り
③カットした野菜を火の通りが遅い順に素揚げしていく。水にさらした野菜は水気を切っておく。まずはカボチャから次にレンコン、どちらも竹串を刺して火の通りを確認する。竹串がスッと刺さればヨシ。残りはサッと油通しする程度でよい。素揚げ後は金ザルに上げておく
④①のカンパチの余分な粉を手の中で振って落とし唐揚げにする。油温は180度で、衣がキツネ色になり、カリッと揚がっているのを菜箸でつまんで確認する。カンパチがたくさんあるなら作れるだけ揚げておこう。冷めてもおいしく、ビールのいいツマミになる
⑤まず、焼きそばの麺を袋のまま、電子レンジ500ワットで40~50秒加熱すると麺がほぐれやすくなる。それから多めの油を入れたフライパンで炒めて両面がパリパリになるまで焦げ目をつける。中華麺を使う場合は、指定時間ゆでてから水洗いをし、水気を切ってから炒める
⑥⑤の炒めた麺は盛り付ける皿に移動し、油を追加し③の野菜と④のカンパチを炒め、調味料★を混ぜ合わせて入れ、ひと煮立ちさせたら、火を止めてから水溶きかたくり粉を入れてよく混ぜ、強火で再加熱してとろみが付いたら麺の上にかけて完成
須藤恭介(すとう・きょうすけ)
愛称、Mr.ツリック。長年、月刊『ボート倶楽部』の筆者として活躍。40年前に釣り雑誌で連載を始めて以降、さまざまなジャンルの釣りに親しむ。過去にいくつかの飲食店で働いた経験をもとに、釣果料理のノウハウも紹介している。
※本レシピは月刊『BoatCLUB』2025年9月号「さかな食堂へようこそ」に掲載されたもののダイジェスト版です。最新号もよろしくお願いします!
(文=須藤恭介[Mr.ツリック] 写真=『BoatCLUB』編集部)