本日(10/5)、東京ビッグサイトで「危機管理展(RISCON)2022」が開幕。このイベントは、あらゆるリスクに対処する国内最大級の「危機管理」総合トレードショーだ。
自然災害に備える防災、あらゆるリスクを考えるBCP・事業リスク対策、犯罪・事故から守るセキュリティーと、まさにあらゆるシーンでの「危機管理」をテーマに、国内外のさまざまな事業者がブースを並べている。
東日本大震災に始まり、昨今は自然災害が多数発生している。また、企業を運営するうえでもさまざまなリスク対策をすることは当然の時代となるなど、注目を集めるイベント。今回も、実に300社以上が出展している。
こちらは、防衛省のブース。軽装甲機動車が展示されている
テロ防御用の可動型車両ストッパー
船遊びのニュースサイト「舵オンライン」を運営する舵社も、今回初めて危機管理産業展にブースを出展した(左)。日清紡ホールディングスさんと、スペースを折半しての共同出展となっている。
舵社といえば、ヨットやボートなどプレジャーボート関連の雑誌を発行する出版社としておなじみ。なぜ、このようなショーに出展をしているかというと・・・。
舵社のオンラインショップ「KAZIシープラザ」で取り扱っている「PLB(個人用遭難信号発信装置)」を出展した次第。
もともとはプレジャーボートユーザーをメインターゲットに販売してきたものだが、昨今は、外洋で操業する漁業者や、海洋土木に従事する作業者など、幅広いジャンルの危機管理ツールとして需要が高まっている。海の上で落水した際の「最後の命綱」をもっと広く知ってほしいという思いから、今回のイベントに参加した。
日清紡ホールディングスさんのブースでは、海の見守りアプリ「JM-Safety」や、このアプリを使ったサービスを紹介している。
筆者も初日はブースに立ってPLBの商品説明をしていたが、防災、警備、救難といった分野の事業者たちに、あらためて本製品の機能やメリットをお話しすることができた。また、普段はなじみの少ない世界のあれこれについて、発見が多数あったことはいうまでもない。
せっかくの機会、合間を見て会場を歩いてみると・・・。プレジャーボートユーザーにもおなじみの企業・団体が多数出展しているではないか!
考えてみれば、海という自然がフィールドとなるプレジャーボート関連製品は、機能性が高いことはいうまでもない。だからそれを防災や危機管理目的の製品やサービスに転用することは、非常に相性がいいことがうかがえる。
逆に、プレジャーボートでも活用できそうな製品やサービスの出展が、数多く見られて、率直に楽しかった。
危機管理産業展(RISCON TOKYO)2022は、10月7日(金)まで東京ビッグサイトで開催中。入場無料(ネットからの事前登録制)なので、時間がある方はぜひ足を運んでみていただきたい。舵社(&日清紡ホールディングス)のブースでお待ちしております。
(文・写真=舵社/安藤 健)
危機管理産業展(RISCON TOKYO)2022
●会期:10月5日(水)~7日(金) 10:00~17:00
●場所:東京ビッグサイト 西1・2ホール
●入場料:無料
※要公式サイトからの事前登録
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