『ボート倶楽部』8月号の人気連載「そんなの無理ナンダイッ!?」では、ステイホーム企画ということで自作仕掛けの作り方について、ベテランカートッパーの小野信昭さんに解説していただきました。そこでは、ハリやスイベルなどのアイとラインを接続する方法として、小野さんが愛用している「深海結び」の結び方を紹介しています。
少ない手順で、しかもそれなりに強度のある結び方なので、揺れる船上でも簡単にできる結び方の一つ。この機会に、ぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
Step1
スイベルと、それに結ぶイトを用意する。スイベルのアイに、イトの先端を通す
Step2
通したイトを、本線の下からクロスさせ、クロスしてできた輪に、上からイトの先端をくぐらせる
Step3
スイベルごと向こう側にひねって8の字を作り、スイベル側にできた輪に上からイトの先端をくぐらせる
Step4
出てきたイトの先端とスイベルを指で同時にしっかりとつまみ、もう片方の手で本線をしっかりつまむ
Step5
本線をゆっくり引くと、結び目を締め込むことができる。先端を3ミリほど残して切り取れば完成!
慣れてしまえば10数秒でできてしまう深海結び。下の動画でもわかりやすく説明しているので、参考にしてみてください。
(文・まとめ=BoatCLUB編集部/幸野庸平 写真=舵社/山岸重彦)
小野信昭(おの・のぶあき)
ダイワ フィールドテスター。愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)で全国の海を釣り歩く、カートップボートの伝道師。海に面した38の都道府県すべてに愛艇を浮かべる偉業を達成。