【 Sea "Trip" Style 】#1東京湾湾奥/クルーズ&タコ釣り

2020.12.24

釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、『ボート倶楽部』の連載「 Sea "Trip" Style 」。
その連載で訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。


今回は、2020年9月号で訪れた、ニューポート江戸川(東京都)での遊び方。
まずは動画をご覧あれ!

※本記事の取材は2020年7月に実施したものです

 

東京湾湾奥に位置するニューポート江戸川は、保管業務を行っていないユニークな形態のマリーナだ。
販売や修理業務とは別に、独自システムの会員制マリンクラブ「ニューポートマリンクラブ」と、「ヤマハマリンクラブ・シースタイル」の運営を行っており、いずれのシステムでもレンタルボートが利用できる。
両方のクラブ艇を合わせると30艇以上にもなるので、一見したら、立派なマリーナに見えるのだ。

 

ニューポート江戸川。東京23区にある唯一の島、妙見島にあるマリーナ。ヤマハマリンクラブ・シースタイルのクラブ艇は10艇(2020年7月時点)で、さまざまなサイズのボートに乗れる

〒134-0084
東京都江戸川区東葛西3-17-16
TEL: 03-3675-4701
定休日:火曜日
営業時間:8:00~17:00
https://www.newportmarine.co.jp/shop/edogawa/

 

クラブハウスのある建物の2階には、人気レストラン「トリム」が。マリーナの風景を眺望しながら、食べ放題の自家製焼き立てパンとともに、おいしい料理がいただける

 

今回、由梨ちゃんが楽しんだのは、リバークルーズと釣り! ヤマハFR-23に乗って、まずは湾奥クルーズへ。

マリーナから出港し、東京湾に一度出て、荒川を少しだけ遡上して、荒川ロックゲートから小名木川に入り、扇橋閘門(おうぎばしこうもん)を抜けて隅田川へ。
最後にレインボーブリッジやお台場を巡るという、3時間程度の航程だ。

 

最初のみどころが、荒川ロックゲート。
水面の高さが異なる二つの川(荒川と旧中川)を、フネが行き来できるようにするための閘門だ。

 

取材で訪れたときは、手前のゲートが閉まっていたため、通りたい意思を伝え、ゲートが開くのを安全な状態で待つ。ゲートが開き切って、信号が青に変わったら閘室内に侵入する

 

閘室内に入るとフネを固定するよう指示があるため、ボートを岸に着ける。ただし水位が大きく変わるため、ロープなどで固定するのではなく、こうして人の手で押さえる場合が多い

 

ぐんぐん水位が下がっていき、こーんなに変わった。水位が落ち着いたところで、入ってきたのとは反対側のゲートが開くのを待つ

 

ゲートが開いて信号が青になったら通過。逆に旧中川から荒川へ抜けるときは、水位が上がっていくので、それも面白い

 

さて、旧中川から小名木川に入ると景色は一変。
小名木川は人工的に作られた水路(徳川家康の命により建設されたそうな)で、まっすぐに続く約5キロの航程だ。
マンションやビルに囲まれた都会ならではの景色が続き、川沿いの遊歩道を歩く人たちとも距離が近い。

 

水面は穏やか、まっすぐに見渡せる水路を行くため、操船もあまり緊張することなく、ゆったりとリラックスして周囲の景色を楽しめる

 

小名木川ではいくつかの橋をくぐるが、満潮時にはくぐれないこともあるため、出港前に必ずマリーナスタッフに航行ルートを相談すべし

 

その後、扇橋閘門を抜け隅田川へ。
一気に川幅が広がり、通航量も増える。
さまざまなフネの曳き波が両岸壁に当たって、複雑な波が立っていることもあるので、要注意。

 

こちらは扇橋閘門。荒川ロックゲートと同じように水位を調整する

 

隅田川を出て東京湾へ。ベイエリアならではの景色が広がる

 

ベイブリッジをくぐるのも、なかなかな体験♪

 

こうして、ニューポート江戸川へ帰港。
マリーナのレストランで遅めのランチをおいしくいただいて、この日は終了!

さて翌日はマダコ釣りへ。
昨今、東京湾ではタコエギを使った釣り方が人気なので、今回はエギでねらう。由梨ちゃんもエギを使った釣りに初挑戦!
エギの定番カラーはオレンジ、ピンク、ホワイトで、1個より2個付けのほうがアピール力もアップしてバレにくくなると、2個付けが多いのだとか。

残念ながらこの日は風が強く、風裏になるポイントへ。
水深8~10メートルの砂と岩礁が交じる底質のポイントで、エギを底まで落として、根掛りしないようにちょこちょこ誘うだけ、と釣り方は簡単。
「ムニュッと重たくなって、合わせるたときのグンッと一気に重たくなる感じは、かな~りクセになります♡」と、由梨ちゃんも気に入ったようだ。

 

何度かのバラシのあとに掛かった様子。なんとか釣り上げたい!

 

グニュグニュ動くマダコは、撮影の間に持っているのも大変だけど、釣り上げた喜びが表情に出ていて楽しそう♪

 

存分にタコ釣りを堪能したあと、少しだけジグを落としてみると、すぐにシーバス(スズキ)がヒット! 楽しい1日となったのでした

 

今回遊んだ東京湾湾奥は、季節によって、さまざまなクルージングスポットや釣りものがあるので、利用する際には、遊び方も含めて、マリーナスタッフに相談しよう。
その時の最適な遊び方をすすめてくれること間違いなし。

 

『ボート倶楽部』2020年9月号には、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されている

 

(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真=舵社/宮崎克彦)

 

※本記事は『ボート倶楽部』2020年9月号より抜粋。バックナンバー電子版最新刊も、ぜひご覧ください。


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