広島県セーリング連盟が主催する「第22回(2023年)全日本チームレース選手権大会」は、8月19日(土)と20日(日)の2日間開催される。現在、エントリーを受け付け中だ。これは主催者が用意したスナイプ級を用いた3対3のチームレースである。
勝敗のつき方を簡潔に述べると、この大会では2チーム6艇がスタートし、着順の合計が11以上となったチームが負けるというもの。例えばAチームの3艇の着順が1-3-6とすると合計は10、Bチームの3艇の着順が2-4-5とすると合計は11となり、Aチームの勝利。仮に1位を取っても、残り2艇が4-6や5-6だと負けるということだ。
チームレースは他のレース形式と異なり、速く走ってフィニッシュラインを真っ先に越えればいいというものではない。同じチームの艇と共通認識を持ち、相手チームを正しいルールを使って攻撃したり遅らせたりするのが面白いところだろう。とっさの判断力、勝ちパターンへの持っていき方など、非常に奥が深い。
昨年は友人を集めた有志チーム、広島大学体育会ヨット部、九州大学ヨット部のOB会などが出場し、とても盛り上がった。昨年の全日本チームレースの記事はこちらから。
参加資格は下記の通り。
①2023年度JSAFメンバーであること。
②参加チームは、高校生以上で構成されること。(ただし、セーリング経験豊富な中学生の参加も認める。)
③補欠は4名までエントリーできる。(合計10名)
④未成年者の場合は親権者の同意を取り、指導者等が同行すること。
⑤大学部門、社会人部門とも、構成員の2/3以上で分類する。
⑥チームとしての勝利に拘りのあるメンバーであり、お祭りが大好きであること。
全日本チームレース選手権大会はリーグ戦方式(総当たりとは限らない)の予選と、総当たりの決勝戦で行われる。なお、アンパイアによるオン・ザ・ウオーター・ジャッジを予定している。興味のある方はぜひ早めにメンバーを集めてエントリーしよう! 大会の詳細はレース公示(NOR)で確認を。
(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=編集部)
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