ダブルハンド大西洋横断レース「トランザット・ジャック・ヴァーブル(以下、TJV)」が、10月29日の午後、フランス・ルアーブルの沖合からスタートする。フィニッシュは、フランス海外県のマルティニーク島のフォール・ド・フランスで、14日前後でのフィニッシュが予想される。スタートのライブ配信はこちら。
1993年の第1回大会から30周年、16回目を数える今大会には、ウルティムが5艇、オーシャン50が6艇、IMOCA60が40艇、クラス40が44艇の計95艇がエントリー。この順に、明日の現地時間13:05(日本時間21:05)から12分ごとにスタートを切る。
IMOCA60は最多40艇がエントリーしている
当初の予定では、スタート後にエトルタ(ルアーブルの北)の沖に設置されたブイまで北上した後に南下するコースだったが、強い南風のためエトルタのブイ周りは中止に。また、スタート後の2日目と3日目に低気圧が予想されることから、クラス40はロリアンに寄港する2レグ制となった。
IMOCA60クラスには〈DMG MORI Global One〉(DMG MORIセーリングチーム)の白石康次郎さんもエントリー。コスキッパーはファストネットレースをともに走ったティエリー・デュプレ・ドゥヴォルサンさん。チームはこれが今年3戦目、復路のルトゥール・ア・ラ・バーズが4戦目となり、こちらのレースはシングルハンドのため白石さんのみの出場となる。
レースビレッジに並ぶトライマランのオーシャン50(手前)とクラス40(奥)
TJVのルートマップ。クラスごとに経由地が異なる
(文・写真=森口史奈/Kazi編集部)
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