防災船着場を活用して水辺から東京観光を!|隅田川の新川防災船着場が新たに一般開放

2025.09.17

東京都には多くの運河が流れる。そんな運河をクルージングし、水辺から都会の景色、そして観光を楽しむのはいかがだろうか。

東京都では以前より、各運河に設置される多くの防災船着場が一般開放されている(解放されている防災船着場の一覧はこちら)。防災船着場とは、災害時に人や緊急物資を運ぶための水上輸送拠点となる係船可能な岸壁。東京都では都内の水辺空間の魅力向上を図るために、その一部を一般開放している。今年6月には、付近に緑が多く、春には花見もできる隅田川の新川防災船着場が新たに一般開放され、東京の水辺観光の幅は広がるばかり。

利用料金や条件などは各船着によって異なるので、詳細は東京都が公開している一般開放船着場一覧をチェックしよう。ただ基本的に対象はプレジャーボートがメインで、セールボートは利用不可であることは要注意。利用するには事前に東京都公園協会へ連絡し、船の登録と利用予約が必要となる。屋形船やほかの営業船も多いので、その邪魔にならないよう配慮することは必須。ルールやマナーを守って正しく活用すれば、東京におけるフネ遊びの幅がグッと広がるはず。気になる防災船着場をチェックして、水辺から東京を観光してみよう!

 


今年6月に新たに一般開放された新川防災船着場。長さ24m、幅6mの浮桟橋が設置されている。ビットボラード)は四つ

 


越中島防災船着場。晴海運河に面し、都会の中にも下町風情を感じられるエリアに近い

 


明石町防災船着場。全長40mと比較的広い浮桟橋だ。こちらは平日のみ一般利用可能

 

東京都 一般開放船着場一覧

 

この記事は『Kazi』2025年10月号に掲載した記事を再編したものです。バックナンバーもぜひ。
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(文・写真=有賀航平/Kazi編集部)

 


 


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