東京湾を「美しく豊かな海に再生するために」活動する団体や企業、国や自治体が集まり日々の活動内容の発表の場として、そして湾岸に住む人々とともに「海にいいこと、やさしいこと、はじめよう!」を合言葉に海洋環境保護意識を高める啓蒙の場として、毎年10月に開催されてきた東京湾大感謝祭。
第1回(2013年)はお台場で開催され、2回以降は横浜赤レンガ倉庫を中心とした周辺海域で開催され、第7回は入場者数が10万人に達する大イベントに成長した。しかし、昨年の第8回は新型コロナウイルス感染拡大防止と参加者の安全・健康を守るために、残念ながらリアルイベントは中止となりオンラインでの開催となった。
同実行委員会は、今年も、昨年に引き続きオンラインで東京湾大感謝祭2021を公開(2021年10月1日~2022年9月30日)し、特別企画として東京湾に関するトークショーや現在募集中の東京湾にまつわる川柳や写真の入賞者の発表会を開催することを発表した。
ヨットやボートで、いつまでも美しい東京湾の海上を走りたい。ということで、同感謝祭の期間中はボートとヨットの体験乗船会も毎回開催されてきた。そのほか、釣り好きで知られるタレント、哀川 翔さんや、つるの剛士さんが主催したボートフィッシング大会、ハゼ釣り体験教室や運河パークでのSUPレースなど、マリンレジャーも祭り全体を盛り上げてきた。
また、東京湾大感謝祭実行委員会は、米国のロックフェラー家当主でヨットマンのデイビッド・ロックフェラーJr.さんが2004年に設立した、海洋環境改善を目的とした国際的なNGO団体「セイラーズ フォー ザ シー」の日本支局と包括協定を締結するなど、海をゲレンデとして楽しむ人たちの海洋環境に対する意識向上も推進している。
2020年3月27日、セイラーズ フォー ザ シー日本支局で行われた包括協定の調印式
残念ながら、今年もコロナ禍のためリアルな活動はお預け状態が続くことになるが、来年はぜひ、リアルイベントが開催されることを期待したい。
ここで、このイベントの意義や模様をオモシロ・アニメで分かりやすく紹介した動画があるのでご紹介したい。
この他にも東京湾大感謝祭に関する動画がたくさんあるのでTOKYO WONDER ch - YouTubeを見るのも面白い。
というわけで、今年もオンラインではあるものの、10月16日(土)には横浜大さん橋ホールにおいてトークショーなど特別企画イベントが開催され、その模様はYouTubeにてライブ配信されるので、これを機会に東京湾の環境について考えてみよう。
(文=舵社/田久保雅己)
●「東京湾大感謝祭2021」公式ページ
https://tokyobayfes.jp
●問い合せ先:東京湾再生官民連携フォーラム 東京湾大感謝祭実行委員会事務局
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-1-10 第 2 虎の門電気ビル 4F
(東京湾再生官民連携フォーラム内)
TEL.03-5408-8298
E-mail fes@tbsaisei.com
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