関西では、セーラーと非セーラー問わず、一家に1個はあると言われるJIB(ジブ)のセールバッグ。クジラのロゴがかわいい、カラフルなセールバッグである。その人気は関西だけにとどまらず、全国に広がっております。
そんなすてきなJIBバッグ、実はエマージェンシーツールにも早変わりする! という噂を聞きつけ、海ガールの矢口あやはさんがやってきたのはJIBの船坂店。こちらは直営店だけでなく、工房や企画アトリエもある、JIBの本拠地です。
さっそく、JIB代表の杉原寛信さんに、JIBバッグの正しい使い方を教えてもらいましょう♪ ラストに実演動画も付けました! ぜひ!
あやはさんのお気に入り、JIB船坂店の店頭にあった、ヨットの風見。クルクル回ってかわいいのだ
頑強なセールクロスに、タックやクリューにも使用されるハトメ、セールタイなど実際のセールに使用される部材で作られるJIBバッグ。これらのカバンは、なんと緊急時のエマージェンシーアイテムに大変身する! その驚きの活用法を紹介します!
四つのハトメにロープを通し、持ち手に足を通せば簡易のボースンチェアに。懸垂下降時のハーネスとしても使えます。
バッグの持ち手に両足を通して、スタンバイ。ハトメに通したロープは二重にして手すりに結びました。杉原社長(左)がサポートしてくれます。
少しずつロープをゆるめると・・・。ゆっくりと降下していきます!
垂直降下、できております! ロック留めしたロープをいってこいで持てば、一人で降下することも可能です。
無事地面に到着! JIBスタッフ野田 勲さん(左)がサポートしてくれました♪
ポーチの中にロープを入れ、それぞれのエンドを両サイドのハトメから出して輪に結ぶ。ポーチが、ロープ投擲ボールまたは玉結びの代わりとなります。
ロープエンドを手にかけて、投げます! とりゃ~!
わ! かなり高い! もしや暴投か!?
バッグは谷底へ・・・。でも、それだけ遠くへ飛んだということです。
無事救出成功! 落水者に投げれば、ばっちりです。ロープは水に浮くタイプが必須。
渓流などにロープを張って渡る際に、トートバッグのハトメを通して使えば頑丈なグリップになります。
ロープを張り、トートバッグのハトメを通す。複数人渡る場合は、バッグに引き戻しようのロープを付けよう。
激流に足を取られても、バッグの持ち手をつかんでいれば大丈夫。
一人目を無事救出! バッグを引き戻して、次の人が川を渡ります。 このバッグは、人を背負うときにも使えるのです。
直営店、工房、企画アトリエのすべてを有するJIBのベース。ほかに、JIB甲子園、JIB芦屋、 JIB西宮工房の三つの事業所を持つ。
〒651-1423 兵庫県西宮市山口町船坂310
TEL: 078- 595-8290
色鮮やかなセールバッグが所せましと並ぶ様子は、まるで宝箱のよう!
1978年、記念すべきJIBの1号ダッフルバッグ。今もきれいに保管されている!
おしゃれなうえに、人命救助までできてしまうJIBのセールバッグ。まじですごい。
緊急用のアイテムは、押し入れの奥にしまっておいては、いざというときすぐ使えない。身近に起こった災害時に、手にしていたバッグがすぐに緊急用アイテムに変身したなら・・・。これはすばらしいことです。
ヨットやボートに積んでおけば、同じく落水救助などさまざまなピンチに活躍するのです!
あやはさんも個人用に1個購入してしまったJIBバッグ。なかなかすてきですよ♪
(文=Kazi編集部/中村剛司 写真=舵社/山岸重彦 動画=Kazi編集部/松山 暁))
※本記事は月刊『Kazi』2021年1月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
杉原社長御用達の寿司店「雲凌軒(うんりょうけん)」。ほんのりと炙った「焼き鯖ずし」1,650円。これは安い! しかも香ばしいシアワセのおいしさ♪
社長は、鯖寿司と肉うどんをいただきます。
店主の辻井啓靖さん(右から2 人目)とみなさんと♪
雲凌軒/兵庫県西宮市山口町下山口4-10-2
TEL: 078-904-0141
Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許取得。2020年に1級ボート免許取得、さらに2021年に3級海上特殊無線免許取得。夢はヨットで世界一周。
ブログ:https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/ayaha614/
note : https://note.com/sakusaku_ok
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