なんとかタッキングはマスターした海ガールの矢口あやはさん。ついに、禁断のジャイビングに挑戦します!
やってきたのは神奈川県は江の島、小田急ヨットクラブ。あやはさんに馴染み深い、論理的なメソッドでタッキングやジャイビングを教えてくださる、ありがたや~なスクールです。さてさて今回はその前編。
まずは陸上トレーニングを開始します。
1年10カ月ぶりに岩﨑隼人コーチにごあいさつ。随分時間が空いてしまった!
まずは、座学から。模型を使った説明と同時に、動画によリ分かりやすく動作を解説。すでにシミュレーションを開始するあやはさん
模型を使ってジャイビングを説明
岩﨑さんからサイドステイに付けた風見の見方を学びます。デッドランなら風見は真ん前に流れます。では、安全な風向のとき、風見は艇の内側を向くでしょうか、外側でしょうか?
風見が内側ならデッドラン~クオーター。外側ならバイザリー・・・、いつワイルドジャイブするやもしれない!
早速、陸上シミュレーションを開始。タッキングもうまくいったから、ジャイビングも楽勝かもしれません♪
動作を細分化して論理的に解説する小田急ヨットクラブメソッド。感覚的な説明ではなく、ひとつひとつの動作が具体的で分かりやすい。あやはさんには、この論理的な方法論が向いているみたいです♪
スターボードタックの走り説明。まずはランニングからデッドラン(真ラン)に落とす。風見をまっすぐ船首方向へ流す
少しだけデッキ後方へ座り直し、エクステンションの根元近くを持つ。スターン側の足を前に出してスタンバイ
舵はデッドランを保持したまましゃがみ、メインシートの束をつかむ。これでジャイビング開始の準備オッケー
ジャイビング開始。ベアアウェイして艇を回す。わずかに舵を切り、風見が艇の外側を向いていくことを確認する
風見が艇の正面よりわずかに外側を向いたらメインシートをタイミングよく引き、ブームを返し、メインシートの束を離す
ジャイビング後、艇は風上に切り上がろうとする。これを防ぐために、ブームが艇の中央を越える前に当て舵をする
ジャイビング後に艇を安定させたら、立ち上がってエクステンションとメインシートを後ろ手で持ち替える
デッキに落ち着いて座り、ランニングを保持したまま、エクステンションをサイドからアップハンドに持ち替える
講習後、ひとりでコソ練するあやはさん。何度も繰り返していた!
果たして陸上シミュレーションのようにジャイビングできるのか・・・。後編に続く!
(文=中村剛司/Kazi編集部 写真=山岸重彦/舵社)
※関連記事は、月刊『Kazi』2022年12月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
矢口あやは
Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許取得。2020年に1級ボート免許取得、さらに2021年に3級海上特殊無線免許取得。夢はヨットで世界一周。
ブログ:https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/ayaha614/
note : https://note.com/sakusaku_ok
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