さまざまな面で"新しい生活様式"への移行が進んでいるいま、日本におけるマリンシーンの一大イベント、「ジャパン インターナショナル ボートショー」も大きく変わる。従来までの屋内会場展示の代わりに、インターネット上で実施されるバーチャルボートショー会場を設け、横浜ベイサイドマリーナ特設会場(フローティング&陸上展示)との2本柱で開催されるのだ。→既報のボートショー紹介記事はコチラ
初の試みとなるバーチャルボートショー会場では、無料で見られる出展各社のブース展示と、横浜ベイサイドマリーナに設置される特設スタジオからの生配信、そして、有料マリンセミナー「海ゼミ」の三つが楽しめる。
ここでは、現在、事前収録と編集作業が進んでいる「海ゼミ」の内容の一部をご紹介しよう。
海の遊びを楽しむ上で欠かせないノウハウを、各分野のエキスパートが伝授する「海ゼミ」は、2018年、2019年にも、ボートショーのパシフィコ横浜特設ブースで実施。当時は、家族で楽しめるクラフト系の講座があったり、講師の生の声が聞けたり、紹介する製品の実物が見られたりと、リアルならではのよさがあったが、スペースの都合で受講者数に制限があり、事前予約制となっていた。
一方、バーチャルボートショーの実施に合わせてオンライン配信することになった今回は、地理的なアクセスや受講者数といった制限がなくなったので、全国各地から誰でも確実に視聴できるのが大きなメリット。また、配信オンタイムだけでなく、バーチャルボートショー会期中(4月30日まで)は、いつでもアーカイブを見られるのも特徴だ。加えて、事前収録することにより、実際の海の上の様子を伝える、といったこともでき、内容の幅も充実度もよりアップしている。
下の写真は、横浜ベイサイドマリーナで実施しているプレジャーボートの資格認定プログラムのノウハウを一部紹介する『ISPAパワーボートスクールに学ぶ「離着岸のポイント」』撮影の様子。
今回の「海ゼミ」で配信するのは、全18講座。プレジャーボーティングのスキルアップにつながるノウハウ、ボートフィッシングやクッキングのポイント解説、マリンレジャー関連の新技術、幅広い海の知識――と、幅広いマリンファンが楽しめるコンテンツが目白押し。屋外でのロケもの以外にも、グリーンバックでのクロマキー合成を行うスタジオ収録ものもある。
下の写真は、小野信昭さんによる『GPS魚探を使いこなして釣果アップ』と、不動まゆうさんによる『灯台に恋したらどうだい?』の収録の様子。ちなみに、このお二人をはじめ、配信当日にスタジオ生出演&質疑応答を実施する講座も準備中だ。
現在は、収録と同時に編集作業も進行中。以下の写真は、上から順に、旅先でのレンタルボート活用事例を紹介する晴山由梨さん&小野瀬みらいさんの『女子二人旅でボート遊び』、ボートフィッシングの対象魚を扱った森山利也さんの『釣った魚の下ろし方を学ぼう』、ロボット技術者らが取り組む自律航行技術の開発を説明する木村裕人さんの『「Marine X」が描く次世代のAIボートとは』。これだけ見ても、テーマの広さがご理解いただけるだろう。
なお、「海ゼミ」の配信は、横浜ベイサイドマリーナ会場のフローティング&陸上展示が実施される4月15~18日の4日間に実施され、その後、バーチャルボートショー会場が閉じる4月30日までアーカイブを視聴可能。視聴は有料(税込み1,000円)だが、1課金で18講座すべてを、配信期間中、何回でも見ることができる。
詳しい視聴方法は、下記のボートショー公式サイトで3月下旬に告知されるので、ぜひお見逃しなく。
(文=舵オンライン編集部)
ジャパン インターナショナル ボートショー 2021
公式サイト https://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2021/
公式サイト「海ゼミ」ページ https://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2021/virtual/umizemi/index.html
公式フェイスブック https://www.facebook.com/JAPAN.BOATSHOW
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