三代目の水上オートバイで、シージェッター海斗がパワーアップ

2024.08.17

スーパーヒーロー「シージェッター海斗」が操る水上オートバイ「イスラスタ号」。7月21日(日)、宮城県石巻市の石ノ森萬画館で、ヤマハ発動機から三代目のイスラスタ号の贈呈式が行われました。贈呈式のあとには、石ノ森萬画館の隣を流れる旧北上川で、新しいイスラスタ号を使用した水上ショーも実施されました。

今回の寄贈は、シージェッター海斗の誕生20周年を記念して行われたもの。ヤマハ発動機とシージェッター海斗との関わりは、今から11年前、2013年に遡ります。東日本大震災(2011年)の際に初代イスラスタ号が流失したことを聞きつけ、復興の一助になればとの願いから、二代目となるイスラスタ号を寄贈したことが始まりでした。以来、毎年7月に「シーゲッター海斗水上ショー」が開催されています。

「当時は水辺が怖い、水辺から離れたい、そんなムードが覆っていた時期でしたが、石巻は旧北上川と海で栄えてきた町なんです。これからも水辺で暮らしていきたい、少しでも地域の人々に水辺に集まってもらいたいと願って、全国的にまれな水上ショーを続けてきました。おかげさまで注目もされて、今も町の活性化に寄与しています」(石ノ森萬画館指定管理会社 街づくりまんぼう代表取締役木村 仁さん)

 

シージェッター海斗を中心にポーズを決める、街づくりまんぼうの木村 仁社長(左)とヤマハ発動機の吉田竜也さん

 

水上ショーに現れた海斗とイスラスタ号。圧倒的なスピード感に訪れたファンを沸かせた

 

除幕式には子どもたちも参加した

 

「昨今の水上オートバイの市場環境は厳しいという現実があります。そのなかで、こうしたショーを通じて子どもたちに水上オートバイを好きになってもらえればうれしい」(ヤマハ発動機マリン事業本部国内事業推進部長 吉田竜也さん)といった願いがあります。

吉田さんは、贈呈式で参加した子どもたちに「ウミナリ族(海斗と敵対する怪人たち)との戦いの中で、海斗も、よりパワーアップが必要だと感じてきました。オジさんたちは水上オートバイの専門家なので、一生懸命新しいイスラスタ号を研究してきました。11年もかかりましたが、やっと完成したので、持ってきました。きょうは新しいイスラスタでの初めての戦いとなります。みんなの応援が、より海斗を強くすることと思います」と挨拶しました。

吉田さんは、石ノ森章太郎が生み出した「仮面ライダー」や「キカイダー」に夢中になった世代ということもあって、三代目イスラスタ号の活躍を心から願っているのです。

 

今回寄贈された水上オートバイは、「ウェーブランナーシリーズ」最速のハイパフォーマンスマシンとして定評のあるGP SVHOがベース。旧北上川で繰り広げられたスピード感あふれる水上ショーに、集まった観客から大きな歓声が沸きました。

 

大迫力のシージェッター海斗の水上ショー。しかし、立役者は海斗だけではありません。敵方であるウミナリ族の戦闘員「ミャーガノイド」は立ち乗りタイプの水上オートバイを操り、空中で回転する高度な技を演じて悪役として盛り上げます。

実は、子どもの頃にこの海斗の水上ショーを見たことをきっかけに、水上オートバイに乗り始め、現在ミャーガノイド役を演じてくれている方もいるとのこと。この日、ショーを見た子どもたちの中から、将来のヒーローが誕生するかもしれません。

 

(文・写真=ヤマハ発動機)

 

(問い合わせ)
ヤマハ発動機コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社: 0538-32-1145
東京: 03-5220-7211 

 


あわせて読みたい!

●晩夏を水辺で楽しむ特別なひととき|「DB DAYS」8/31・9/1に開催

●ヤマハ発動機「WaveRunner」 2024年モデルを発売

●水難訓救助訓練とPWC体験会を官民合同で開催|シーバードディ江戸川

 


トピックス

トピックス の記事をもっと読む