日本有数の夏祭りである徳島県徳島市の「阿波おどり」に合わせて、今年も開催された「アクサス六甲山蒸留所カップ 第50回 阿波踊りヨットレース2024」。今回は50回という大きな節目の年であり、盛大なレースになるよう実行委員会で準備を進め、大阪湾を中心に、東は愛知県、西は広島県から36艇のエントリーがあった。
レース前日の前夜祭では、スポンサーによる樽ウイスキーの振舞いや、阿波踊りの演舞、くじ引きなどで大いに盛り上がった。
レースは、徳島港沖をスタートし、那賀川河口沖の第1マークまで南下した後、徳島空港沖の第2マークまでを第一レース、さらに徳島港沖でフィニッシュするまでを第2レースとする、約19マイルのコース。
当日は快晴、北西寄りの微風の中、ゆっくりとスタート、その後、風が強まることを期待したが、第1マークを回航後、パッタリと風が止まってしまい、炎天下の中でジリジリとしたレース展開。その後、昼過ぎから南の風が吹き始めたものの、時既に遅く、先頭艇が第1レースのフィニッシュまで残り僅かというところで、タイムリミットが到達してしまった。
残念ながら全艇DNFという結果となったが、帰着後にはレース参加者で「ヨット連」と銘したチームを作って「阿波おどり」に参加。多くの観客の熱気に包まれた演舞場で、力一杯踊りを披露して記念すべき50回目の大会を笑顔で締めくくった。
大会の様子と、「阿波おどり」でのヨット連の踊りの雄姿を写真でお送りします。
(文=小原和浩/阿波踊りヨットレース実行委員会 写真=山崎武敏)
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