Kaziヨットアワード2025クルーザー部門1位は最新ミドルサイズヨット、ジャノー・サンオデッセイ350!/Kazi YACHT AWARD 2025

2026.05.11

Kazi YACHT AWARD 2025、クルーザー部門1位は、大賞にもなったジャノー・サンオデッセイ350。圧倒的な強さでクルージング部門を制した。 Kazi YACHT AWARDとは、ヨットとボートの雑誌『Kazi』誌2025年3月号(2025年2/5発売)から、2026年2月号(本号、2026年1/5発売)に紹介したセールボートを対象とし、アワードを決定するものだ。

ジャノー・サンオデッセイ350はセーリング性能も高く、16~18ノットの風で安定して7~8ノット台のスピードを記録。ツインラダーや剛性の高い船体構造により、初心者からベテランまで扱いやすく快適な操船が可能。新しい船型ピッチングを抑え、乗り心地と速さを両立している。

総じて、デザイン・機能・性能のすべてにおいて進化を感じさせる、完成度の高い最新ミドルサイズヨットである。

では、選者とディーラーのコメントを見ていこう。

◆メインカット
photo by Kazuhisa Matsumoto | クローズリーチ。風上側のラダーを90%ほど水面上に出して、7ノット半ばのスピードで快適に走る。操縦はいたって楽で、小気味よく波を乗り越えていく(西村一広さん)

 

Kazi YACHT AWARD 2025 CRUISING
クルージング部門1位


Jeanneau Sun Odyssey 350
ジャノー・サンオデッセイ350

【SPEC】
■全長(バウスプリットを含む):10.94m ■ハル長:9.99m ■水線長:9.38m ■全幅:3.59m ■喫水:1.98m ■軽荷排水量:5,656kg ■バラスト重量:1,580kg ■セール面積:メイン31.60m2、ジブ23.40m2 ■燃料タンク:130L ■清水タンク:206L ■エンジン:ヤンマー3YM30(29 馬力) ■価格:問い合わせ

[問い合わせ]
オデッセイマリーン
TEL: 046-875-0650/046-879-2178

 

Kazi YACHT AWARD 2025 C/R Result


Boat Review 
西村一広さん(選考委員)
2025 年の大賞候補にノミネートされたクルージングモデルは数多くあったが、その多くのライバルたちをしのいで受賞したこのモデルをテストセーリングできた幸運に感謝する。

 Dealer’s Comment
 藤本 伸さん(オデッセイマリーン )
部門賞受賞に深く感謝します。ジャノー・サンオデッセイ350の快適性と性能が評価され光栄です。今後も魅力ある製品で市場を盛り上げます。

 

 藤本 伸さんのコメントはコチラ
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対象記事と選考方法
2025年3月号から2026年2月号までに紹介した、艇紹介および、艇の性能を取材し分析した記事を加えた38艇が対象。左記5人の識者に加え、植村浩志(舵社社長)と、安藤 健(同営業部)にKazi編集部員を加えた11人で選考。それぞれ1~10位を決め、1位30点、2位29点……10位11点を加点、識者の5人以外は1位20点からスタートした。

 

Kazi Yacht Award 2025選考委員

 


 

Kazi YACHT AWARD 2025、選考を終えて
文=Kazi編集部/中村剛司

ミドルレンジのクルージング艇に最高の賛辞が!

各選考委員の皆さんが言うように、対象期間における本誌のセールボート紹介が極端に少ない年度となった。38艇のエントリーを精査して思ったこと……、それは今年度はピュアレーサーと呼ぶべきスポーツボートがほぼなく、選考ジャンルとして成立しなかったこと。昨年度受賞艇フィガロ・ベネトウ3はピュアレーサーどころかフォイリングボートであったことを思うと、この時代の変容ぶりに戸惑いを隠せない。

そんななか、大賞を勝ち得たのはジャノー・サンオデッセイ350。誰もが認めるミドルレンジクラスの豪華で優雅なクルージング艇である。思い返せば、Kazi YACHT AWARDの大賞は、C/R&スポーツボートか、デイセーラーを含めたスモールボートが多いという傾向があった。そう思うと、最も多く存在するジャンルであり、最もセーリング人口が多い「クルージング派」の代表格たるサンオデッセイシリーズ、しかもその中間サイズ(人気レンジ)が勝つということは、実に王道、覇道的であり、215ptという圧巻の投票数も見ていて気持ちのよいものだった。

もう一つうれしいニュースは純国産艇の台頭。これまでの岡崎造船に加え、ニュージャパンヨットのリベッチオとルードメールの2艇がベスト10入り(リベッチオは部門賞受賞)。輸入部材の高騰で国産だから安いというわけにはいかないが、手放しで応援すべき結果であった。これからも注視したい。

 

(文=Kazi編集部 写真=松本和久)
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