2023年、注目の「インポーター“イチオシ”輸入艇」④/ノードスター28+

2023.03.20

「輸入艇大好き!」と題し、魅力あふれる輸入艇をたくさん紹介した『BoatCLUB』3月号の特集企画。舵オンラインでも、注目の輸入艇ブランドとそのイチオシモデルを紹介します。

この記事は、『BoatCLUB』3月号特集内記事「インポーターのイチオシ このモデルが熱い!」を再編集したものです。


NORD STAR
ノードスター

 

紹介してくれるのはこの人!

二宮 太(にのみや・ふとし)さん

ユニマットプレシャスで、舟艇販売・営業を担当。
「弊社ではノードスターはもちろん、サンシーカーをはじめ、さまざまなブランドのボートを扱っていますので、お客さまのニーズに合った一艇を必ずご提案できると思います」

 

北欧艇らしいスタイリングと
高品質でタフな造りが魅力

2023年から弊社が日本でのインポーター業務を開始したのが、フィンランドのノードスター(Nord Star)というブランドです。ビルダーのリネックスボート社(Linex-Boat Oy)は1920年の創業から100年以上の歴史を持ち、いかにも北欧艇といったスタイルのワークボート風のボートをラインアップしています。私自身も昨年の夏に現地に出かけてきましたが、非常に信頼のおけるビルダーであると感じました。

現在のCEOのサイモン・リンドクビストさんは、創業者のシバート・リンドクビストさんから数えて4代目にあたり、堅実に家族経営を続けているのも特徴の一つです。コッコラという町にある造船所では、現在100人ほどの従業員が働いていて、年間70隻程度を建造しているとのこと。その90%がヨーロッパを中心とした海外に輸出されているそうです。

同社は、もともとはワークボートや漁船を扱っており、1960年代後半からプレジャーボートを造り始めた歴史があります。そんなこともあってか、質実剛健でしっかりとしたボートビルディングをするというポリシーを感じます。例えば強靭なハルもこだわりの一つで、ハンドレイアップによる積層は15層と厚く、硬化には必ず3週間以上の時間をかけるなど、ていねいなモノづくりが特徴です。

今年3月のジャパン インターナショナル ボートショー2023(横浜)には、ノードスター31+と28+の2艇を展示いたします。クラシカルすぎず、モダンなエッセンスを加えたデザインは、ノードスターならでは。ぜひ会場で実際にご覧いただき、そのクオリティーを感じていただければ幸いです。

 

(タイトル画像説明)
現在ラインアップされているモデルの中で、トップセールスを誇っているのが28+です。フィンランドで実際に試乗しましたが(マーキュリー270馬力船外機×2)、最高速度42ノット、波たたきも柔らかく非常によい乗り心地でした

 

船内空間は、木工とファブリックを上手に組み合わせ、間接照明やラインLEDを随所に配したりと、モダンな印象を持たせています。助手席のシートを跳ね上げると、アフトキャビンへの出入り口が現れる工夫など、よく考えられています。

 

潜り込むようにして入るアフトキャビンですが、全幅を最大限に生かしてシングルバース2本が配置されており、大人2人がゆったりと横になれるスペースが確保されています。

 

先代の28からの大きな変更点の一つが、ダウンギャレーのレイアウトを採用したことです。これによって、メインの居住空間のスペースに余裕が生まれました。船首のマスターステートルームには、ダブルサイズのバース。

 

3月のボートショー(横浜)では、ノードスター31+も展示します。こちらはヤンマー4LV250(250馬力)の2基掛け(スターンドライブ)。船内のレイアウトも28+とは大きく異なるので、ぜひご覧ください。

 

ノードスター 28+

●全長:9.5m
●全幅:3.1m
●艇体質量:4,500kg
●搭載エンジン:ヤンマー8LV370(370HP/272kW)※2基掛け、船外機仕様もあり
■価格:問い合わせ

 

(問)ユニマットプレシャス

TEL:046-841-2138
https://www.unimat-marine.com/

 

(まとめ=『BoatCLUB』編集部 写真提供=ユニマットプレシャス)

 


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