乾電池駆動で配線いらず、コンパクトで軽量、小型な振動子などの機能によって、カヤックアングラーにとってはもはや定番的存在となっているホンデックスのGPS魚探「PS-611CN」が、満を持してモデルチェンジ。
12月に発売されますよ~!
(文=CANOE WORLD編集部/星野 淳 写真=丸山 剛 写真提供=本多電子)
今回のモデルチェンジにおける最大のポイントは、周波数50キロヘルツと200キロヘルツの2周波に対応可能となった点だ。
これまでのPSシリーズは、TD04A振動子(周波数200キロヘルツ)のみの対応だったのだが、新しいPS-611CN IIは2周波のTD25振動子(周波数50キロヘルツ/200キロヘルツ)がセットできるようになり、50キロヘルツに切り替えることによって、これまで映し出せなかった300メートルオーバーの反応まで捉えることが可能となったのである(従来のTD04A振動子も選択可能)。
これは、乾電池式のポータブルGPS魚探にとっては、非常に画期的なこと。最近、カヤックフィッシングでも注目されている中深場釣りにおいて、絶大な威力を発揮するはずだ。
周波数50キロヘルツと200キロヘルツの2周波対応の振動子、TD25。従来のTD04Aよりはサイズが大きくなるので、カヤックでは外出しステーでセットするケースが多くなるだろう。
実際にPS-611CN IIを使用しての釣果。このときは水深220メートルのポイントで待望のアカムツをゲット(アングラーは「Kayak55.com」の赤澤克哉さん)。
実釣時の50kHzモードの魚探画面。300mを超えたボトムもしっかり捉えているのがわかる。150m付近とボトム付近には魚影もしっかり映っている。50kHzと200kHzの併用画面はできないが、従来通り、プロッター画面と魚探画面の併用は可能だ。
ホンデックスPS-611CN IIの操作部は、キー配列も含めて前モデルと同様なので、買い換えても操作に戸惑うことはないはずだ。周波数の切り替えは中央にある十字キーの左右を押すだけのワンタッチで行うことができる。
なお、今回のモデルチェンジにともない、表示部はポータブル魚探では初となるボンデックス液晶に変更。視認性がアップして結露もしないなど、アングラーの立場にたった使い勝手の向上も随所に見られる。
※ホンデックスPS-611CN IIを使用した実釣の様子は、『カヌーワールド』VOL.23に詳しく掲載しています。ぜひそちらもご覧ください!
※Kayak.55の赤澤氏が、『カヌーワールド』VOL.23取材時の動画をアップしてくれました(実釣の様子は動画の16分過ぎくらいから)。そちらもぜひ!
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■ホンデックスPS-611CN II
[本体]●寸法:W173×D191×H173mm ●重量:約0.7kg
[表示部]●タイプ:5型ワイド液晶 ●表示ドット数:272×480 ●電源電圧:DC11~14V
[魚探]●周波数:200kHz(標準仕様)、50kHz・200kHz(Deep仕様) ●出力:100W ●水深表示範囲:最大0~300m、最小0~2m(★Deepモード時は最大0~500m、最小0~m)
[プロッター]●地図データ:全国詳細地図 ●アンテナ:GPS内蔵
■希望小売価格:49,500円(標準仕様)、58,300円 Deep仕様 [セット内容]本体、振動子、トランサム金具、単三乾電池×8本
(問)本多電子 マリンカスタマーサービス
TEL:0532-41-6332
https://www.honda-el.co.jp/
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