1月23日東京都内で、スキッパーに白石康次郎さんを擁するDMG MORIセーリングチームの活動報告会が実施された。DMG森精機(森 雅彦社長/トップ画像)が率いるこのプロチームは、これまで公表していたヴァンデ・グローブ2024出場のさらに先、ジ・オーシャンレース2027挑戦と新艇でのヴァンデ・グローブ2028出場を目指すと発表した。
森社長の「レース中に船を壊しても笑っているのは白石さんくらい」という冗談に、「いや、落ち込みましたよ!」と笑顔で返す白石さん(左)
活動報告会では、チーム発足からこれまでのレースの結果、並びに新しい方針について発表された。これまで掲げている通り、若手セーラーの育成にも力を入れ、DMG MORIセーリングアカデミーに新しい研修生を募集することも明らかに。
DMG MORIセーリングチームが新たな挑戦に掲げたジ・オーシャンレースは、今大会からIMOCA60をメインクラスとした。その流れもあり、同チームも挑戦することを決めたのだという。なお、ジ・オーシャンレース2022-2023には太平洋を横断するレグはない。「ぜひ日本に寄港するレグも誕生しないか」と問いかけたところ、「IMOCA60の協会としても、アジアに寄港したいとは言っている。実現できたら」と白石康次郎さんは話した。
2023年以降の活動
●DMG MORIセーリングアカデミー 募集開始
●ヴァンデ・グローブ2024へ挑戦
●ジャパンツアー2025の開催
●ジ・オーシャンレース2027へ挑戦
●新艇でヴァンデ・グローブ2028への出場を目指す
会の冒頭では、白石康次郎さんと長い付き合いのある八海醸造の八海山で鏡開き
ミニトランザット2023、同2025出場を目指す、DMG MORIセーリングアカデミー所属の4人のセーラー
DMG MORIセーリングチーム一同。現在、フランス・ロリアンにあるIMOCA60〈DMG MORI Global One〉は、バウとフォイルの大型リフィット(改造)のためヤードに置かれている。この長い時間を利用して、普段はフランスを拠点とする多くのチームスタッフが来日し、DMG森精機本社やスポンサー各社などを巡る予定だという
アカデミーの募集については、後日改めて舵オンラインでも紹介する。
(文・写真=Kazi編集部/森口史奈)
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