『BoatCLUB』読者投稿/#15 日本海から太平洋へ!

2022.06.29

読者のみなさまから寄せられたボート遊びに関するレポートを掲載している、月刊『ボート倶楽部』の読者投稿記事「進め! BCフィールドレポーターズ」。

「舵オンライン」では、過去に掲載された記事の中から抜粋して再掲していきます。 


#15
ベストチョイスの愛艇で周年釣りを堪能する 木村佳之さん

●BOAT:〈イマジン〉 (ヤマハYF-23)
●FIELD:三重県・志摩沖
●TARGET:マダイ、アマダイ、青もの、イサキ、ハタ類など 

 

(メイン写真説明)
(左)今の愛艇ヤマハYF-23です。購入したのは2020年の秋でした。
(右)いちばんつけたかった艤装はミンコタ・アイパイロットでした

 

ボートフィッシングが好きで、今から15年ぐらい前までは福井県の小浜湾、つまり日本海側にボートを置いて、釣りをしていました。ですが、そのエリアは一年のうち5カ月ぐらい、釣りができない期間があるのが悩みの種でした。

そのうち、どうしても、夏涼しくて冬暖かい太平洋にボートを移動したくなってしまい、ものは試しと三重県志摩市にある船越漁港にお邪魔しました。するとその風景の素晴らしさや人々のあたたかさ、そして魚のおいしさに衝撃を受け、マイボートを移動させることを即決しました。

マイボートを係留している船越漁港から出発し、深谷水道を通っていくと、10~20分ぐらいで太平洋に出て、志摩沖のポイントに到着できます(この深谷水道の幅がけっこう狭いので、毎回スリル満点です)。 

 

まず、1月から2月にかけてはアマダイ一色! 釣趣はイマイチですが食味はかなりの高得点(ゲストのイトヨリダイやレンコダイ〔キダイ〕もうまい!)。水温が下がって潮が澄んでくると、ほかの魚は釣りにくくなりますが、この子たちはそれからが本番というイメージをもっています。

 


昨年の1月。ゲストのイトヨリダイに挟まれるアマダイさん

 

そして3月から4月は、水温が安定せず、釣果にめちゃくちゃムラが生じる季節です。ですが、この時季に釣れるマダイやシロアマダイは、味型ともに最高です(ちなみに昨年のマダイは70センチ、シロアマダイは52センチが最高記録でした)。

5月~6月は落とし込みのヒラメや青もの、サバなどが楽しい時季。あとは7月までが、腹パンのイサキが絶好期を迎えます。

 

昨年6月某日、イサキがたくさん釣れました

 

そこから始まる暑い夏ですが、日本海より太平洋のほうが涼しく、なんといってもハタ系がめっぽう面白い。 そして秋からはワラサ(ブリの若魚)や大アジ、スマなどにお目にかかることが多いです。

そのほかにも、おいしいメイチダイやホウボウ、マトウダイ、シロギスなどさまざまな魚が釣れる志摩沖は、ホンマに素晴らしいフィールドです。ただし、私のボートでは、マグロ30キロとか50キロは死ぬまで無理かも……なんせ、波と酒にすぐ酔うオッサンですから。

 

今年の1月。年明け直後は寒波続きで思うように出られませんでしたが、マイペースで楽しんでおります

 

(まとめ=BoatCLUB編集部)

 

※本記事は、『BoatCLUB』2022年4月号に掲載された記事を一部抜粋したものです。最新刊およびバックナンバーもぜひご覧ください。 

 

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