『BoatCLUB』読者投稿/#25 海だけでなく湖も!

2023.04.26

読者の皆さまから寄せられたボート遊びに関するレポートを掲載している、月刊『ボート倶楽部』の読者投稿記事「進め! BCフィールドレポーターズ」。

「舵オンライン」では、過去に掲載された記事の中から抜粋して再掲していきます。

 


 

#25
セールボートとモーターボートで楽しむ 田中武志さん

●BOAT:〈THOUSAND GRACEⅡ〉(ヤマハSF-35)/〈TOP HEIGHTS〉(オカザキ26)
●FIELD:須磨、明石、神戸空港沖、友ヶ島、琵琶湖など
●TARGET:青もの、根魚、マダイ、タチウオほか


 

(トップ画像説明)
現在の愛艇、〈THOUSAND GRACEⅡ〉(ヤマハSF-35)。フライブリッジは360度の景色が一望できるので最高に気持ちいいですし、ナブラ探しにも大活躍しています。2022年8月に、船底塗装のため新西宮ヨットハーバーにて上架作業中に撮影 

 

16歳でボート免許を取ってから、父が購入したヤマハのセールボート(21フィート)で、琵琶湖でのセーリングを楽しむようになったのが、私のボートライフことはじめでした。

そのフネには10年近く乗っていましたが、そのうち物足りなくなり、オカザキの26フィートに乗り替え(これも父が購入)、引き続き琵琶湖に置いて年に3~5回程度、主に家族でセーリングを楽しんでいます(たまに仕事仲間と行くことも)。船上バーベキューやクルージング、琵琶湖の沖島へ上陸して島めぐりなどですね。 

 

2019年4月、オカザキ26で琵琶湖クルージングをしました。左から3人目が、私の尊敬する父です。最近ボート免許を取得しました

 

釣りに関しては、幼少のころから父と、イカダ釣りや防波堤、磯釣りに行っていました。そして、自分にも子どもができて、一緒に防波堤釣りに行くようになったときに、「自分が子どものころは魚種も豊富で数もたくさん釣れたのに、ずいぶん魚が少なくなったな?」と驚きました。

そんなときにちょうどコロナ禍になり、これを機に遊びの幅を広げたいのと、子どもたちに多様な経験を積ませたいと考え、釣りをするためのボートを購入しようと考えました。

海釣り用のモーターボートについては未経験でわからないことが多かったのですが、セールボートと同じ26フィートだったら取り回しや維持費もある程度予測できるかもと思い、そのサイズで探すことに。 ほどなくニッサン・サンキャット26の中古艇を見つけることができ、無事に購入することができました。 

 

兵庫県の二見ボートパークにて。ニッサン・サンキャット26での釣行(2021年2月撮影)

 

カタマラン型のサンキャットは、実際に乗ってみると同じ26フィートクラスと比べて揺れにくく、釣りに適しているなというのが第一印象で、実際にその通りで、家族や釣り仲間と釣行を楽しみました。

ですが、海でのボート遊びを知れば知るほど、フネの楽しみ方や釣りもののバリエーションを増やしたくなり、乗り替えを考え始めたときに、大阪湾に係留されているヤマハSF‐35が売りに出ていると情報をいただき、さっそく現物を見に行きました。すると、エンジンの稼働時間が短く、全体的にしっかり手入れされており、機器もフル装備。のちのち大きく仕様を追加する必要もないと思ったので、購入を決定しました。 

 

今のボートで一番気に入っている艤装は、操作性抜群なレイマリンのタッチスクリーン式マルチファンクションディスプレー。GPS、レーダー、魚探、3D海底マップ、オートパイロット機能、エンジンなどを統合的に操作&管理できる最新の機器が備わっていて、非常に満足しています

 

昨年11月の釣行にて。釣果のタチウオと私 

 

基本的に釣った魚は食すことが前提で、シーズン中は条件がそろえば毎週末釣りに出かけています(前日に気象条件を確認し、風速3メートル以上なら出航しません)。

メンバーは主に会社の釣り仲間や家族で、基本的にその季節に合った魚がターゲット(なかなか思った通りにはいきませんが)。

これまでの釣行で一番印象的だったのは、昨年の10月、明石海峡大橋の下でアジの泳がせ釣りをしているとき。釣りにあまり興味のない妻が釣った92センチのブリが、新西宮ヨットハーバーのフィッシングダービーで1位を取ったことですね! 

その日は妻にとって初めての泳がせ釣りで、ポイントに到着して1投目でヒット! ビギナーズラックのすごさを痛感しました。「ブリって簡単に釣れるのね☆」と言われる始末です……。

 

妻が泳がせ釣りで92センチのブリゲット!(左)新西宮ヨットハーバーでのフィッシングダービー「ブリ部門」で1位に。ちなみに私は「サバ部門」2位、会社の釣り仲間の梅田さんはアジ部門で3位。賞品もいろいろいただきました(右)

 

ボート遊びをしていると、どこのマリーナでも先輩たちがとても親切にボートの楽しみ方や時季に合わせた釣り方、ポイントなどをアドバイスしてくださり、本当に助かっています。

また、そんなお話をヒントに、これからは釣り以外にも船中泊や長距離クルージングなどを楽しみたいと考えています。

あとは、実際に海を航行していると浮遊ゴミに出くわすことが想像以上に多く、自分たちがゴミを出さないことはもちろんのこと、浮遊ゴミを回収できないかと思案するようになりました。

そして、日本中の子どもたちにもこのような経験をしてもらえれば、世界とつながる海のゴミ問題への意識が高まっていくと思うので、子どもたちが海と触れ合う機会を増やしていきたいとも思っています。

まだまだ夢は広がるばかりですが、これからも初心を忘れず、安全に楽しみたいと思います。

 

昨年11月の釣行ではサワラがたくさん釣れたので、パスタにしたり。残りは1回ぶんの小分けにし、真空パック処理して冷凍保存にしました

 

 (まとめ=BoatCLUB編集部)

 

※本記事は、『BoatCLUB』2023年2月号に掲載された記事を一部抜粋したものです。最新刊およびバックナンバーもぜひご覧ください。

 

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