世界で初めて魚探の実用化に成功するなど、舶用機器のトップランナーとしておなじみの古野電気(本社:兵庫県西宮市)は、2048年に創業100周年の節目を迎える。
そんな、海とは非常に縁の深い古野電気が、2050年時点での未来社会を描いた特設サイト「Ocean 5.0」を7月10日に公開したことをご存じだろうか。
海洋の未来や社会環境をテーマにした論文や書籍など、さまざまな文献をもとに、2050年に到来するであろう未来社会を古野電気が予測。「Ocean 1.0」から「Ocean 5.0」まで5段階に分類している。
海の恩恵を発見し「海に進出した時代」が1.0、海に自由に航海できる「海を活用した時代」が2.0、人類を中心に考え「海を支配してきた時代」を3.0と定義。現代はちょうど4.0にあたる時代で、環境などに配慮して持続可能性を模索する「海を持続させる時代」と位置付けている。
そして次に訪れる2050年の未来社会「Ocean 5.0」では、海の恩恵をすべての生きるものが受けることができ、海から恩恵を受けるだけではなく海へ恩返しする「海と共存共栄する時代」がやって来ると同社では予想図を描いている。
海とかかわりの深い古野電気ならではの考察は、なかなか興味深いもの。海で遊ぶ人たちも、ぜひサイトをご覧いただき、自分なりの「Ocean 5.0」について考えてみてはいかがだろうか。
(文=舵社/安藤 健 画像提供=古野電気)
●「Ocean 5.0」特設サイト
https://future-vision.furuno.co.jp/
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