とうとうこの日を迎えた。ダブルハンド世界一周ヨットレース「GLOBE40(グローブ40)」に出場した〈MILAI〉(クラス40)が、さまざまな困難を乗り越え、フランス・ロリアン沖にフィニッシュしたのだ。スキッパーを務め、世界一周に挑戦したのが鈴木晶友さん。チームオーナーであり、第1レグと第4レグ、そしてこの最後のレグ(アゾレス諸島→フランス)でコスキッパーを務めた中川紘司さんの2人が、笑顔でロリアンに到着した。
フィニッシュライン通過は、4月8日(土)日本時間の17時30分頃。2022年6月26日にモロッコ・タンジェをスタートしたGLOBE40を、〈MILAI〉は286日(40週6日/9カ月13日)で完走。のべ8レグ、およそ3万マイルを走り切った。
photo by MILAI Around The World
ロリアン沖のフィニッシュラインを通過する〈MILAI〉
発煙筒を掲げる鈴木晶友さん(左)と中川紘司さん
photo by MILAI Around The World
「世界一周達成!!」と書かれた旗を掲げる
フィニッシュ後、桟橋に戻った2人は日本のメディアのオンラインインタビューに応じた。以下、その内容を抜粋してお届けする。
鈴木「3日前までは『早く終われ』という気持ちでした。今は終わってしまって複雑な気持ち。クラウドファンディングや寄付でもたくさんの方々に支えてもらいました。応援してくれた方々や、お世話になった方々にこれから恩返ししたいです。まずはこの経験を報告会で共有し、外洋セーリングの魅力を伝えたいですね。いろいろな方と出会えたことが財産の一つです。レース中は10カ所に寄って、たくさんの人に現地でも応援してもらった。そこに行ったからこそ見られた景色が、もう一つの財産。これはセーリングで世界一周したからこそ得られたものです」
中川「ケガなく無事に帰ってこられて誇りに思います。〈MILAI〉は安全に世界一周することにフォーカスしていて、いい結果が出たレグ(第1、第4レグで優勝)もありました。この1週間は、最終レグだったのでフネを壊さないようにという思いでした。でも一番楽しめた1週間でしたね。この大会を通して人生の面白みに気づけたので、それを次の世代に伝えたいです」
オンラインインタビューに応じる鈴木さんと中川さん
■GLOBE40
公式サイト:https://www.globe40.com/
トラッキング:https://www.globe40.com/en/map-tracker/
Facebook:https://www.facebook.com/globe40
■MILAI
公式サイト:https://milai-sailing.com/
Faceboook:https://www.facebook.com/milai.aroundtheworld
(文=Kazi編集部/森口史奈 写真=Jean Marie-Liot/GLOBE40、MILAI Around The World)
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