プレジャーボートの釣りで釣果を伸ばすには、魚探反応について知識を深めることが大切だ。
今回は水深200メートル程度の深場でアラをねらっていたときに出合った魚探反応について、三つの反応を見ていこう。
●日時:2022年7月
●場所:静岡県・清水沖
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:200から260グラムのジグを使って、スロージギングでアラをねらっていた。この日のファーストフィッシュはシロムツで、その後小さいながらアラが釣れた
シロムツとアラを釣った付近で撮影した魚探画面。海底付近にハダカイワシらしき魚群反応が映っており、それらを求めて多くの魚が集まっている可能性がある期待できる反応だ
7.2ノットという速めの船速でボートを進めているので、時間軸方向の表示が圧縮され、海底起伏がより顕著に画面に表示されている。このあたりの表示の違いには柔軟に対応できるようになりたい
過去の実績ポイント「PT116」付近で海中を探索し、ようやく海底付近にベイトフィッシュの反応を見つけたところ。しかしながら、このポイントではヒットはなかった
(文・魚探画面=小野信昭)
小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでも、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している
本記事は、月刊『BoatCLUB』2022年10月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。
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