プレジャーボートの釣りで釣果を伸ばすには、魚探反応について知識を深めることが大切だ。
今回はショットガン釣法でアジやメバル、イサキ、カタクチイワシを探している最中に出合った魚探反応について、三つの反応を見ていこう。
●日時:2022年6月
●場所:千葉県・勝浦沖
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:釣り方はすべてショットガン釣法だったが、ターゲットの魚の生息地に合わせてポイントを変えていった
この反応表示のときにアジとメバルが一荷で釣れ上がった。画面に映し出された魚群反応から魚種を判別することは難しいが、釣り上げた魚種とアタリがあったときの反応表示を照合することで少しずつ推測の精度が向上していく
画面最下部の底質判別機能により砂と岩の部分が明確に表示されている。岩部分の上に存在する魚群反応がイサキだと思われるが、この日は反応が映っていても魚の活性が低く、なかなか厳しい状況だった
カタクチイワシがメインの魚群反応だが、実際にはウルメイワシ、マイワシ、小サバも交じっていた。魚群反応の密度が一様ではないことが、カタクチイワシ以外の魚種が存在することと関係しているのかもしれない
(文・魚探画面=小野信昭)
小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでは、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している
本記事は、月刊『BoatCLUB』2022年8月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。
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