プレジャーボートの釣りで釣果を伸ばすには、魚探反応について知識を深めることが大切だ。
今回はヒラマサ、ブリ、カンパチなどの大型青ものねらいのときに出合った魚探反応について、三つの反応を見ていこう。
●日時:2023年1月
●場所:千葉県・勝浦沖
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:落とし込み釣法で大型青ものをねらっていたが反応が悪く、終盤、お土産確保のためにSLJを少しだけ試した
海底から5メートルの範囲内には魚群反応が存在するが、表層から宙層までには大きな魚群は存在しない。こういう場合、落とし込み釣法では難しそうだ
海底から10メートルの範囲に魚群反応が出ているが、サビキ仕掛けに食ってくることはなかった。おそらく、群れを形成する魚のサイズは、数センチ程度の小さなものと考えられる
落とし込み釣法を諦め、SLJを始めてから出現した宙層の魚群反応。ただし、群れが小さく、落とし込み釣法へ切り替える前に、群れはボート下を通過していってしまった
(文・魚探画面=小野信昭)
小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでも、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している
本記事は、月刊『BoatCLUB』2023年4月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。
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