プレジャーボートの釣りで釣果を伸ばすには、魚探反応について知識を深めることが大切だ。
今回は夏のマルイカをねらっていたときに出合った魚探反応について、三つの反応を見ていこう。
●日時:2023年6月
●場所:神奈川県・城ケ島沖ほか
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:当たりがなく、頻繁に場所を変えながらマルイカを追いかけていた。
超音波の反射が弱いイカ類の探索には魚探の感度をオート(自動)ではなく、マニュアル(手動)で調整し、画面全体にややノイズが現れるくらいに感度を高めに設定するといい
水深55メートル付近に設置された魚礁付近には複数の魚群を観察できた。イカヅノにもアタリはなく、試しに下ろしてみたサビキ仕掛けにも反応がなかったので、かなり小さな魚と推測できる
海底付近にある反応をマルイカだと思って仕掛けを降下させたが、まったく乗らなかった。マルイカの活性が低かったのか、マルイカ以外の小魚だったのか、今となってはわからない
(文・魚探画面=小野信昭)
小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでも、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している
本記事は、月刊『BoatCLUB』2023年8月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。
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