全長19ft(約5.83m)の小型ヨットによる、単独太平洋横断航海に挑んでいた海洋冒険家の堀江謙一さん(83歳)は6月4日午前2時39分(日本時間)、日ノ御埼灯台(和歌山県)と伊島灯台(徳島県)を結ぶゴールラインに到達し、世界最高齢の単独太平洋横断を達成した。
アメリカ・サンフランシスコを3月26日午前9時45分(現地時間)に出航後、ハワイ・オアフ島沖や日付変更線を通過し、ゴールまで69日間に及ぶ大航海だった。総航行距離は約4590海里(約8,500km)。
ゴールラインを通過した堀江さんと、なんとエンジンすら搭載していない(!)愛艇の〈サントリーマーメイドIII〉は、堀江さんのホームポート(母港)であり、帰港セレモニー会場がある新西宮ヨットハーバー(兵庫県西宮市)まで、ボートで曳航される。曳航作業は、危険を避けるため日の出を待ち、ゴールライン付近の海上が十分に明るくなった後、4日午前7時20分ごろから開始。曳航は安全の観点から速度を抑えて〈サントリーマーメイドIII〉を牽引する。曳航が順調に進めば、同ハーバーには4日午後5時ごろにも到着できる見込みだ。
写真は4日午後3時ごろ、大阪湾の関西空港沖で愛艇から手を振る堀江さん。応援する関係者の出迎えを受け、笑顔を見せてくれた。
新西宮ヨットハーバーで堀江さんの姿を見ることができるのは、もう間もなく。セレモニーに関する詳細が発表され次第、こちらの舵オンラインや、月刊Kaziのフェイスブックページなどにて、最新情報を発信していく予定。
堀江さんが無事に上陸できる瞬間まで、応援し続けよう‼︎
※古野電気のトラッキングサイト画像
※古野電気のサイトURL(堀江さんの航跡)
https://www.furuno.com/special/jp/horie-challenge/
(文・写真=Kazi編集部/友田享助)
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