8月3日（土）、静岡県下田市沖で第17回静岡県知事杯石廊崎レースが開催された。

コースは、下田港沖をスタートし、石廊崎沖のマークを回航して帰ってくる約13マイルのコース。翌日に行われるリビエラカップ・トランスサガミヨットレース2024（以下、トラサガ）の前哨戦として人気の高いレースである。

今回はORCクラス9艇、IRCクラス27艇がエントリーし、全艇がスタート。気持ちの良い風のなか素晴らしいレースを展開。当初は微風が予想され、コース短縮も予想されたが、実際は8ktほどの風の中、各艇が見事にフィニッシュした。

今回のコースは横根（よこね）の回航がなかったため、多くの艇が陸寄りを選択。岩礁ギリギリを攻める熱い戦いとなった。ロック（座礁）した艇もあったが、故障は軽微。無事にレースを終えた。

ファーストホームは〈からす〉（K36侍）。ORCクラスの優勝は〈エブタイド〉（B&C IMS37CR）、IRCのクラスの優勝は〈プロパガンダ〉（A35）となった。 表彰式とトラサガの前夜祭は、恒例の下田市魚市場で行われ、多くのセーラーが勝者を称え、翌日のレースの英気をやしなった。

伊豆白浜太鼓の演目も行われ、下田の夜に心地よい轟きを響かせた。

表彰パーティー参加者たちの笑顔とともに、上位入賞チームの雄姿をお届けする。

 

メインカット｜photo by Shigehiko Yamagishi (Kazi)

 

 

第17回静岡県知事杯石廊崎レース 　上位成績

ファーストホーム

からす（K36侍） 

 

ORCクラス

1位    エブタイド（B&C IMS37CR）
2位    ヴィットリア（B&C IMS37CR）
3位    ハヤテ（シーム31）

 

IRCクラス

1位    プロパガンダ（A35）
2位    ハルカ4（イタリアヨット11.98）
3位    からす（Ｋ36侍）

 

公式成績表はコチラ

 

明日、8月4日（日）開催のトランスサガミヨットレースの速報もお届けします！

 

（文＝中村剛司／Kazi編集部 写真＝山岸重彦／舵社）

 

※リビエラカップ・トランスサガミヨットレース2024の記事は月刊『Kazi』2024年10月号に掲載予定。バックナンバーおよび電子版をぜひ

 

---

あわせて読みたい！

●トラサガ潮流完全予想｜必勝情報、こっそり教えます！

●第40回「若大将」カップ写真集｜加山雄三さんが愛するレース

●月刊『Kazi』2024年8月号｜特集は「沈起こし、再考／キャプサイズからの復元、実証実験」