ベストセラーヨットが満を持してリニューアル|ジャノー・サンオデッセイ350

2023.12.31

フランスの大手プレジャーボートビルダーであるジャノー(Jeanneau)のセールボートのラインアップに、注目のモデルがローンチ。2013年の発表以来、これまでに1,000艇以上が進水したサンオデッセイ349の後継モデルとなる、「サンオデッセイ350(Sun Odyssey 350)」だ。

クルージングにおける快適性のみならず、セーリングパフォーマンスにも飽き足らないユーザーの期待に応え続けてきたサンオデッセイシリーズ。ヒット作である349を進化させることで、さらに多くのユーザーの理想を叶える一艇が仕上がったといえるだろう。

サンオデッセイ350は、2024年1月20日~28日に開催されるデュッセルドルフ・ボートショー(ドイツ)でのワールドプレミアで、その姿が初めてお披露目される予定となっている。

 

姉妹艇に導入されていたジャノーの意匠である「ウオークアラウンド・サイドデッキ」が、この350にも採用されている。サイドデッキ後方がスロープのようになっていて、アフトコクピットのフロアレベルまで下りていくようなかっこうになる。移動の際にコーミングをまたいだりする必要もなく、両舷のサイドデッキとアフトコクピットがシームレスでつながる。ステアリングはツインホイール仕様。また、バックステイのないリグを採用しているようだ

 

メインサロン。採光性も十分で、明るい船内空間が実現している。このエリア全体が、185cm以上のヘッドクリアランスを確保している。随所に間接照明が装備されているので、日が落ちた後には、温かみがあり雰囲気たっぷりの空間となる

 

コンパニオンウェイの階段を下りた右舷側には、L字形のギャレーが配置されている。このクラスのモデルとしては、大きめのギャレー設備だ

 

船首にはマスターステートルーム。写真を見る限りでは、大人2人が十分横になれる広さの空間を備えている

 

クォーターバースは左右両舷に設置することもできるし、左舷側は物入れスペースとする仕様も用意されている

日本でも人気の高いサイズレンジだけに、まさに「待望の」という言葉がぴったり。実艇にお目にかかることのできる日が、今から楽しみでならない。

 

(文=舵社/安藤 健 画像提供=Jeanneau)

 


Jeanneau Sun Odyssey 350

●全長:10.4m
●ハル長:9.9m
●全幅:3.59m
●重量:5,656kg
●燃料タンク:130L
●清水タンク:206L+336L
●エンジン:ヤンマー3YM30(29馬力)

 

(問い合わせ)
オデッセイマリーン
TEL: 046-875-0650
https://www.odysseymarine.co.jp/

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