10月4日発売、月刊『Kazi』11月号|特集は「海洋写真家 添畑 薫|海を愛し、海に愛された男」

2024.10.04

表紙は1987年の第26回アメリカズカップの防衛チーム、ピーター・ギルモア率いる〈クッカブラIII〉(オーストラリア)
COVER PHOTO / Kaoru Soehata (Photowave)

 

月刊『Kazi』2024年11月号の特集は、長年にわたり国内外のヨットシーンを撮影し続ける海洋写真家添畑 薫(そえはた・かおる)さんの作品集です。

添畑さんは今月号の表紙写真、第26回アメリカズカップの防衛艇〈クッカブラIII〉の空撮など、世界のヨット愛好家たちに衝撃を与えた作品を数多く生み出してきました。

レースのみならず、ヨットを取り囲む美しき海の風景や、伝説のフリーダイバーを撮影した海中写真など、添畑さん渾身の作品を多数掲載した今月号。

誰よりも深く、広く海を愛するカメラマンが切り取った、深奥なる海の世界の景色。添畑さんの集大成とも言える作品集を、ぜひご覧ください。

 

そのほか、日本のセーリング界に20年ぶり五輪のメダルをもたらした、岡田奎樹(けいじゅ)さんと吉岡美帆さんがパリ五輪を振り返るロングインタビュー、100年前の船外機を復活させる奮闘記、470級とスナイプ級の両全日本選手権のレポートなど、盛りだくさんの内容でお届けします!

今月もヨット&ボートの魅力が詰め込まれた一冊になっております。皆さま、ぜひご一読ください!

 

第1特集|海洋写真家 添畑 薫|海を愛し、海に愛された男

海洋写真家として活動する添畑 薫さん。
神奈川県真鶴で海に触れ、日本大学芸術学部写真学科へ。
富士フイルムへ入社後、ヨットに出合い、写真家として独立。
以来、その半生は、セーリングの歴史そのものと言ってもいい。
IOR時代のヨットレースシーンから、アメリカズカップ、オリンピック。
そして現在、慶良間(けらま)諸島や伊豆半島の美しい風景に魅了され、自身の暮らしの拠点も海辺に置いた。
現在も精力的に活動する添畑さんの作品世界。
そこにはいつもヨットがあった。

 

生涯現役宣言 添畑 薫の半生

添畑さんが海洋写真家を志すまでのヒストリーと、その膨大な活動史の一端をまとめたバイオグラフィーです。いかなる時も海に寄り添い続けてきた、添畑さんの怒涛の半生を見てみましょう。

 

IORの鼓動|添畑 薫作品集 To All Silors ①

1970年代から90年代にかけて、栄華を極めたIORの時代。それまで水中の世界に没頭してきた添畑さんが、「海の上にもこんな素晴らしい世界があるのか」と、心を打たれた外洋ヨットの世界をご覧ください。

 

銀杯の熱狂|添畑 薫作品集 To All Silors ②

長年にわたりアメリカズカップ(以下、AC)を撮影し続けた添畑さん。1983年大会で銀杯を失ったデニス・コナーが、1987年大会で奪還するまで。そしてニッポンチャレンジの挑戦など、ACの歴史として伝わる数多のシーンをそのフィルムに焼き付けました。

 

ジャック・マイヨールの思い出

人類史上初、素潜りによる100m潜水を成し遂げた伝説のフリーダイバー、ジャック・マイヨールとも親交が深かった添畑さん。その貴重な潜水の様子も、添畑さんは写真に収めています。

 

特集2|岡田/吉岡が振り返る 銀メダルへの軌跡

日本のセーリング界に20年ぶりとなる五輪のメダルをもたらした、岡田奎樹さん(トヨタ自動車東日本)と吉岡美帆さん(ベネッセホールディングス)にロングインタビューを実施しました! 快挙を達成した2人が、メダルレースの解説を含めて、パリ五輪の戦いを振り返ります。

 

湖畔での自作の楽しみ
ヘレショフ16’8”ヨール COQUINAを造る

世界的なマリンフォトグラファー、矢部洋一さんが一昨年から建造を始めた自作艇“COQUINA(コキーナ)”の作業工程と、それにまつわるエピソードを報告する連載です。第3回は船体の中心を構成するバックボーン(ステム、インナー・キール、トランサム、トランサム・二ー)を取り付けていく様子が紹介されています。

 

100年前の船外機 ~ある恋の物語~

本誌でおなじみの帆船乗り、山本 海さん(スピリット・オブ・セイラーズ)から届いた「100年前の船外機を見つけた」という連絡。海さんと、その仲間のエンジニアたちが意地をかけて、この船外機の復旧に挑む奮闘記です。100年の時を超えて、船外機は再び動き出すのでしょうか?

 

短期集中連載(最終回)
〈結丸〉で巡った478日間の世界一周旅

2023年に〈結丸〉(オセアニス473クリッパー)で世界一周を達成した川本 真さんに、楽しい旅の様子と、“普通のセーラー”が長距離航海を実現するために必要なことを教えてもらう連載企画。最終回の第4回は、世界一周にかかった費用と、川本さんたちの旅を支えたサポートチームのお話です。

 

ヴァンデ・グローブまで1カ月|11月10日スタート

4年に一度開催される、単独無寄港無補給世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ(以下、VG)」が11月10日にスタートします。三度目の挑戦となる白石康次郎さんのほか、過去最大となる40艇のエントリーとなった第10回VGに挑む選手たちを全員紹介します!

 

絶対王者への挑戦! ルイ・ヴィトン カップを読み解く

第37回アメリカズカップで、防衛艇のエミレーツ・チームニュージーランドへの挑戦者を決定するルイ・ヴィトン カップ。絶対王者への挑戦権をかけて、五つのチームが繰り広げた熾烈な争いの模様を、プロセーラーの西村一広さんが解説します。

 

海ガール/こどもたちのアトリエ.|国方成一さん

海ガール・矢口あやはさんは、イラストレーターの国方成一さんのご自宅「こどもたちのアトリエ.」にお邪魔します!ロープワークの達人である国方さんから、海の上から暮らしにも活用できる、多彩で便利なロープワークをあやはさんと一緒に学びましょう!

 

☆ニューモデル艇紹介は2艇です

 

ヨット「ベネトウ・ファースト44」

 

ボート「クラーケン27 キャビン」

 

※ページ末に各ボートの解説動画へのリンクがあります!

 

月刊『Kazi』2024年11月号、ぜひご一読ください。

月刊Kazi2024年11月号購入はコチラから

 

(文=Kazi編集部)

 

月刊Kazi11月号

●サイズ:297×210mm(A4判)
●ページ数:176ページ
●価格:1,390円
●発行:舵社

 

ベネトウ・ファースト44の解説動画はコチラ↓

 

クラーケン27 キャビンの解説動画はコチラ↓

 

 


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