10月22日14時15分、白石康次郎さんの持つ単独無寄港世界一周の日本人最年少記録(1994年、26歳10カ月20日)の更新を目指す木村啓嗣(ひろつぐ)さんが、〈ミランダ〉(X-41)で兵庫県・新西宮ヨットハーバーを出港した。
1回目の挑戦は昨年11月12日。新西宮ヨットハーバーを出港するも、艇体のトラブルのため帰港を決断し、21日に入国手続き等を済ませた。挑戦の1年延期を決め、今年は5〜7月にハワイまでの往復トレーニング(『Kazi11月号』に木村さんの手記を掲載)を実施。その後は世界一周に向け、〈ミランダ〉にハードドジャーやソーラーパネル、衛星通信サービスのスターリンクなどを新たに追加したという。
右:増設されたハードドジャー、左上:ドジャー上のソーラーパネル、左下:スターリンクのアンテナ
〈ミランダ〉(X-41)の船内
迎えた今日、〈ミランダ〉チームや家族、支援者らに見守られながら、新西宮ヨットハーバーから再スタート。東回りでの世界一周の長旅が始まった。
(文=Kazi編集部/森口史奈 写真=舵社/山岸重彦)
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