自律航行ボートによる密漁、海難事故対策|実海域で国内初の運用に成功

2026.04.01

2023年11月に神奈川県鎌倉で創業したOceanic Constellations(オーシャニック・コンステレーションズ)社。

小型水上ドローン船(USV: Unmanned Surface Vehicle)による広範囲な海洋監視などのサービス展開を実施を目指す海洋スタートアップ企業だ。

同社は今年2月に民間マリーナからの国産USVの展開・揚収、自律航行による海上監視に成功。実海域での運用は、国内初の成果となる。

 



警戒船誘導のもとで出航・自律航行したUSV(小型水上ドローン船)「β機」。 鎌倉沖の試験海域にて、自律航行による海洋監視を実施した

 

同社USVの特徴的な船体のデザインは、アドバイザーでありヨットデザイナーとしても活躍する金井亮浩氏(ACT)が設計したもの。

喫水線上部を非対称とすることで、外洋での転覆時でも自律的に復原する機能を備えている(特許取得済)。

天板に設置した太陽電池による発電効率も落とすことなく、長期の滞留・監視が可能となった。

 



β機の設計にはヨットデザイナーとしても活躍する金井亮浩氏も協力。転覆状態から自律的に復元する船体となり、安定した長期運航を実現した

 

今回の実証実験は鎌倉市、湘南漁業協同組合鎌倉支所、斉藤建設、腰越漁業協同組合を加えた「鎌倉わたつみプロジェクト」の取り組みの一環。

同プロジェクトでは今後、密漁監視や海底地形図作成、海難防止、防災(津波)などへの活用を目指していくという。

 

(問い合わせ)オーシャニック・コンステレーションズ

 

(文=川野純平/Kazi編集部 写真=オーシャニック・コンステレーションズ)

 


 

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