仲間が集まるから楽しい!|パーカー&デルフィア合同クルージング

2022.01.12

クルマやオートバイなど趣味性の高い乗り物では、同じ車種、あるいは同じブランドを愛する人たちが集い、オーナーミーティングが開催されることが少なくない。SNSが盛んになった最近では、そういった同好の士が集まるグループも数多く見られ、自慢の愛車について語り合ったり、情報交換をしたりといったことも行われているようだ。

さて同じ乗り物でも、プレジャーボートの世界はどうだろう。海外に目を向けると、合同クルージングやヨットレース、フィッシングトーナメントなど、オーナー同士が親睦を深めることのできるイベントは、実際に少なからず行われている。こういったイベントや集まりがあれば、きっとボートライフの楽しみが広がるに違いない。

そんななか、昨年11月28日(日)に横浜で興味深いイベントが行われると聞き、さっそくお邪魔させていただくことにした。「パーカー」と「デルフィア」、いずれもポーランド生まれのボートを所有するオーナーの皆さんが集まって、合同クルージングをするというのだ。

 

当日は9時過ぎから、横浜ベイサイドマリーナのビジター桟橋に参加艇が集まってきた。その陣容は、パーカー760クエスト×3艇、パーカー800ウイークエンド×2艇、パーカー920MAXエクスプローラー×1艇、そしてデルフィア・エスケープ1150V×2艇の合計8艇。各オーナー自慢の愛艇は、いずれも手入れが行き届いており、桟橋にずらりと連なる様は、まるでボートショーか何かのようでもある。

 

当初の予定では、東京湾をはさんで対岸の内房・保田漁港までのクルージングを楽しむ予定だったが、午後から強風コンディションが予想されたために断念。ならばと、すぐ近くの八景島沖でアンカリングして、みんなでランチを取ろうということになった。

8艇が隊列を組んで進んでいくが、これがパレードのようでなんとも楽しい。これだけの数の同じブランドのボートが集まることはなかなかないが、まるでプロモーションビデオのワンシーンを見ているようでもあった。

 

冬の週末の一日。西の方向には、美しい富士山も顔を出した。

 

まず最初に大型のデルフィア・エスケープ1150V(手前から4艇目)が錨泊し、順番に横抱きしていく。この日が初対面というオーナーも多かったが、息の合った作業が進んで、あっという間に8艇の停泊が完了した。

 

パーカーとデルフィアは、どちらもポーランドのビルダーだが、コンセプトが近いせいかスタイルも似ている。こうやって8艇並んでいても、姉妹艇が並んでいるかのようで違和感がない。それにしても、まるで艦隊のような迫力だ。

 

同型艇であっても、それぞれのオーナーの個性が見えて興味深い。フィッシング仕様の艇もあれば、エンクロージャーを付けた快適仕様の艇もあったりと、まさに千差万別だ。

 

横抱きされた艇同士を自由に行きかい、ボート談議が弾む。同じモデル、同じブランドだからこそ分かりあえる内容も多く、とても貴重なひとときになったようだ。このイベントがきっかけとなり、オーナー同士の交流も深まっていく。

 

↑↑パーカー&デルフィア 合同クルージングの動画はコチラ↑↑ ドローン動画は必見です!

パーカー、デルフィアの輸入・販売を手掛けているオカザキヨットでは、このようなオーナーイベントを今後も予定しているという。お花見クルージングや、同社で輸入しているアクソパーのオーナーによる「高速クルージング」も企画しているとのこと。

「こういったイベントがきっかけとなって、他社のボート、他のディーラーさんの扱っているボートのオーナーさんたちも、自分たちもやってみようというふうになったらいいですね。海遊び、ボート遊びがもっと盛り上がっていけばと思います」(オカザキヨット/秋本昂平さん)

こういった面白いイベントを企画している皆さん、ぜひ「舵オンライン編集部」にもお声かけください(E-mail: online@kazi.co.jp)。機会があれば、ぜひともお邪魔したく思います!

 

(文=舵社/安藤 健 写真・動画=松本和久 協力=オカザキヨット)

 

※「パーカー&デルフィア 合同クルージング」の詳細記事は、現在発売中の月刊『ボート倶楽部』2022年2月号に掲載しています。


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