9月28日(土)からレースが始まった「SAGA2024 第78回国民スポーツ大会(国スポ) セーリング競技」。
会場となったのは佐賀県唐津市の佐賀県ヨットハーバー沖。大きなうねりを伴う20kt超の強風から、おだやかな軽風まで、さまざまなコンディションでレースが実施された。
注目の天皇杯(都道府県別男女総合優勝)の行方は、連覇を狙った山口県をわずか1ポイント差で上回った、開催地佐賀県の手に。
今回より大会名称が国民体育大会(国体)から変更となり、国スポの初代王者となった。
皇后杯(都道府県別女子種目総合優勝)を獲得したのは鳥取県。同県は天皇杯争いでも、1位佐賀県と4ポイント差の3位に食い込み、山口県も含めた3県による熾烈な優勝争いを展開した。
また来年の国スポ開催地である滋賀県が、唯一成年6種目全てで入賞を果たして総合7位に。地元開催に向けて、順調に強化を進めている様子を伺わせた。
1996年アトランタ五輪女子470級2位の重 由美子さんや、2024年パリ五輪男女混合470級2位の岡田奎樹さんなど、数多くの名セーラーを育んできた唐津の海。
この申し分のないセーリング環境で、各都道府県の代表選手たちが日頃の研鑽の成果を存分に発揮して、競い、高め合う充実の大会となった。
【最終上位成績】
●天皇杯(男女総合成績)
1位 佐賀県 78ポイント
2位 山口県 77ポイント
3位 鳥取県 74ポイント
●皇后杯(女子総合成績)
1位 鳥取県 51ポイント
2位 山口県 48ポイント
3位 佐賀県 39ポイント
●成年男子470級(6レース)
1位 佐賀県(岡田奎樹/田中丸 武)
2位 滋賀県(大石駿水/山田海統)
3位 神奈川県(林 玄/久保田賢人)
●成年男子ILCA7級(6レース)
1位 鳥取県(瀬川和正)
2位 佐賀県(南里研二)
3位 山口県(鈴木義弘)
●成年男子国体ウインドサーフィン級(6レース)
1位 山口県(三浦 圭)
2位 佐賀県(倉持大也)
3位 神奈川県(池田拓海)
●成年女子セーリングスピリッツ級(6レース)
1位 東京都(吉田 愛/近藤広佳)
2位 佐賀県(中山由菜/宮﨑歩美)
3位 鳥取県(池淵砂紀/永井天音)
●成年女子ILCA6級(6レース終了)
1位 福井県(冨部柚三子)
2位 静岡県(三浦凪砂)
3位 千葉県(三浦帆香)
●成年女子国体ウインドサーフィン級(6レース)
1位 滋賀県(伊勢田 愛)
2位 栃木県(小嶺恵美)
3位 鹿児島県(松浦絵里)
●少年男子420級(5レース)
1位 三重県(岡田海洋/小河莉佑)
2位 茨城県(池田航介/本多 剛)
3位 東京都(重松 陽/窪田啓汰)
●少年男子ILCA6級(5レース)
1位 神奈川県(加原弦季)
2位 茨城県(酒巻佑成)
3位 広島県(豊澄成光)
●少年女子420級(5レース)
1位 山口県(棟近日菜/池田 楓)
2位 茨城県(鈴木しおん/實松莉歩)
3位 福岡県(前田野々花/占部心美)
●少年女子ILCA6級(5レース)
1位 鳥取県(舩澤奈菜)
2位 神奈川県(服部春花)
3位 広島県(豊澄麻希)
※リザルトの詳細は大会公式サイトからご確認ください
舵オンラインでは、大会4日目(10月1日)の写真を掲載します!
●2日目の写真集:強風唐津で各県代表が激走!国スポSAGA2024|2日目写真集
●3日目の写真集:美しき唐津の海が舞台 トップセーラーたちの祭典 国スポSAGA2024|3日目写真集
大会の様子は11月5日(火)発売の月刊『Kazi』12月号に掲載予定です。そちらもぜひ。
(文・写真=川野純平/Kazi編集部)
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