
岡山県を拠点に交通運輸や観光、まちづくりなどの事業を展開する両備グループの「両備ホールディングス」が、新規事業として設立したクルーズ船の運航を行う「Rヨット株式会社」。
同社は2027年の竣工を目指して、現在ポルトガルで建造中の新たなクルーズ船〈SEFU〉のデザインを発表した。
〈SEFU〉は、60室の客室と、120人ほどの乗客を想定するスモールラグジュアリーヨットで、プライベート感ときめ細やかで柔軟なサービスによって、メガヨットオーナーになったかのような贅沢な空間を提供する「ヨットスタイル」のクルージング体験を目指している。
日本初となるヨットスタイル客船として、「ヨットスタイルという新しい風」をコンセプトとしている。船名は「瀬戸内」の「瀬(SE)」と「風(FU)」に由来しており、小型船の特性を生かして、瀬戸内海や南西諸島といった多島海を舞台に、唯一無二のクルーズ体験を提供する
船尾には直接海へのアクセスが可能なマリーナエリアを備え、上陸用小型ボートでの離島への寄港や運河のクルージング、ビーチングでの上陸や、シーカヤックなどのマリンアクティビティーを楽しむことができる
マリーナエリアに隣接するラウンジ「ビーチクラブ」では、三方向に展開するシェルドアにより、海風や波を感じながら過ごす開放的な時間を演出する
本船の外観とインテリアデザインは、「ISLAND」をコンセプトとし、瀬戸内海に浮かぶ島々から着想を得て、「円」をモチーフとしたデザインを船内各所に取り入れている
客室は、窓の外に広がる四季折々の光景や、海の色を取り込むよう設計されており、柔らかな色調をベースとし、日本の自然素材を生かした上質で丸みのあるデザインにより、長期滞在でもゆったりと過ごすことができるだろう

海とつながっているかのような、開放感抜群のインフィニティプールをはじめ、スパやフィットネスエリアを備えるほか、日本の船として温浴施設の充実にも力を入れており、入浴やサウナも楽しめる
船内にはインダイニング、スペシャリティレストラン2カ所と、寿司レストラン、ラウンジバーなどを備え、多様な食体験を提供する

寄港地ごとの旬の食材や、地元でしか味わうことのできない貴重な食材を取り入れた「ここでしか味わえない一皿」を提供するコンセプトのもと、日本の食材が持つ繊細な魅力を最大限に引き出す食事を提供する予定だ
「SORAラウンジ」では、お昼はティータイム、夜はカクテルとともに、天井ドームから星空を楽しむことができる
〈SEFU〉は2027年の竣工を目指して着工しており、今後、建造の状況や就航時期、クルーズコースなどの新情報を随時発信していくとしている。
公式ホームページでは、コンセプトムービーも公開し〈SEFU〉の世界観を早くも味わうことが可能だ。
ヨットスタイルクルージングが提供する唯一無二の体験に期待を膨らませつつ、情報の更新を待ちたい。
(文=谷川壱星/舵社 写真=Rヨット株式会社)
〈SEFU〉概要
全長:約120m
全幅:約19m
総トン数:約10,000トン
客室数:60室
乗客数:約120人
乗組員数:約100人
航海速力:約15ノット(時速約27km)
竣工時期:2027年予定
造船所:ウェスト・シー(WEST SEA – ESTALEIROS NAVAIS, UNIPESSOAL, Lda.)
内装デザイン:グエナエル・ニコラ氏(株式会社キュリオシティ)
運航会社:Rヨット株式会社
(お問い合わせ)
Rヨット株式会社
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork内
公式ホームページ:https://r-yacht.jp