釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、『BoatCLUB』の連載「Sea"Trip"Style」。舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。
今回は、2023年12月号で訪れた、デルタマリン江波マリーナ(広島県)での遊び方。
※本記事の取材は2023年9月に実施したものです
今回は由梨ちゃんが学生時代を過ごした広島県へ。デルタマリン江波マリーナは広島中心部の南側に位置し、広島駅から車で20分程度の距離にある、全国的にも珍しい3階建ての駐艇場があるユニークなマリーナだ。訪れた時季にはブリやサワラなどの青ものの調子がいいとのことで、ジギングをメインに、サブでタイラバをやってみることに。
マリーナスタッフから「実は昨日、試し釣りに行ったら、すごくいい魚が釣れたんですよ」と聞き、その釣果がまだクーラーボックスに入っているとのことで見せてもらうと、丸々としたブリ、一回り小さいメジロ(ブリの若魚)、サワラなどが入っている。「え、こんなに!? 私もこんな魚釣りたい!」と由梨ちゃんの期待とやる気もマックスに。早速、出発♪
デルタマリン江波マリーナ
JR新幹線の広島駅からクルマで約20分という好アクセスな立地。周辺海域には、釣りのポイントもクルージングスポットもたくさんあって、多彩なボート遊びが楽しめる
〒730-0836 広島県広島市中区江波栄町10-30
TEL:082-291-8125
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日振替)
営業時間: 9:00~18:00(平日)、8:00~18:00(土日祝日)
ボートがズラリと並んだ珍しい3階建ての駐艇場。タイミングが合えば見られるボートの昇降はなかなかの迫力
新しくしたばかりというホイストクレーンも負けじと目立つ。海から戻ってくるとこのクレーンが迎えてくれる
ブルーのハルがきれいなAX-220に乗って早速釣りへ!と出発したものの、せっかく広島まで来たんだからとまずは、日本三景の一つでもある宮島(厳島)へ。マリーナから約20分、特徴的な赤い鳥居が見えてくる。ちょうど潮が引いている時間だったため、海上鳥居ではなく、砂浜に堂々と立ち多くの観光客に囲まれた姿が見られた。桟橋の予約ができればボートをとめて上陸も可能だが、この日は予約が埋まってしまっていたため、上陸は断念することに。
宮島の鳥居をバックに。ちょうど潮が引いている時間帯だったため、あまり近づくことができず。鳥居の周辺は浅いので注意したい
宮島周辺にはこうしたイカダも多く見られるので、こちらも注意が必要だ
まずは昨日釣れたという青ものをねらいに、宮島の東側のポイントへ。金属ブレード付きのジグを投げて、高速巻きしていく由梨ちゃん。普段あまりしない釣りだそうだけど、必死に投げて巻いている。その後、ポイントを転々とするも、青ものには出合えなかった
最後に少しだけタイラバもやってみたが、アタリはあるものの、ハリ掛かりせず。夕方までねばるもノーフィッシュでこの日は終了となった
翌日は、可能性の高そうなタイラバをメインに浅場を攻めていくことに。ポイントを転々としながら、落としては巻くを繰り返す
最初のヒットで上がってきたのは、まさかのクロダイ。予想外の魚にビックリしつつもうれしい1尾となった。「タイラバでクロダイ釣ったの初めて!」と由梨ちゃんもうれしそう
立て続けに同じポイントでヒットが。「次こそは赤い魚が来てー!」と願いながら巻き上げると……
なんと本命のマダイをゲット!食べごろサイズの、ピンッと立ったヒレがきれいな魚体だった
ポイントを移動したあとは少し小ぶりなサイズを追加で釣り上げて、絶好調の様子♪ でも、そろそろ昼時でお腹が空いてきた
ランチに向かうためにボートを走らせる。せっかくだからと由梨ちゃんの操船で、少し遠回りしてクルージング気分を味わってから向かうことに
向かうは能美島の西側に位置する畑港。予約している料理旅館「坪希」から赤い橋が架かった桟橋に係留するようにと言われていた(要予約)
料理旅館「坪希」は港から歩いて2~3分のところに位置する。風情のある落ち着いた雰囲気の建物で、ボリューム満点のおいしいコース料理をいただくことができる。事前に連絡しておけば釣った魚もさばいてくれるそうで、ボートで訪れた人の中には、一泊していく人もいるのだとか。お昼を食べたあとはマリーナに帰港した
今回の釣果はこんな感じ。午前中だけでこれは十分ではないだろうか
『ボート倶楽部』2023年12月号には、由梨ちゃんの書いたレポートのほか、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されているので、ぜひご覧ください
晴山由梨(はれやま・ゆり)
4代目アングラーズアイドル。ダイワのフィールドスタッフ、シーガーのフィールドテスター、キャスティングのイメージガール、つりジェンヌのアンバサダーなどを務め、各種メディアにて活躍中。プライベートでもヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用して仲間と釣りに行く。InstagramやX(旧Twitter)、Youtubeなどにも注目!
(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真=舵社/山岸重彦)
※本記事は『ボート倶楽部』2023年12月号より抜粋。バックナンバーや電子版、最新刊も、ぜひご覧ください。
あわせて読みたい!
●【Sea"Trip"Style】#13富山湾/“深海のルビー”と呼ばれるアカムツをねらう