【Sea"Trip"Style】#13富山湾/“深海のルビー”と呼ばれるアカムツをねらう

2023.10.08

釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、『ボート倶楽部』の人気連載「Sea"Trip"Style」。舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。

今回は、2023年9月号で訪れた、日本海マリン城光寺マリーナ(富山県)での遊び方。

※本記事の取材は2023年6月に実施したものです


今回は由梨ちゃん初の富山湾へ。湾に流れ込む小矢部川に位置する日本海マリン城光寺マリーナから出港して立山連峰に見守られながら富山湾で、釣りを満喫してきた。ねらうは“深海のルビー”とも称され、ノドグロの愛称でも親しまれるアカムツと、タチウオ。アカムツ仕掛けに付けるのはオモリ80号と聞いてビックリな由梨ちゃん。「関東でアカムツ釣りといえば、軽くても120号からなのに」と驚きつつも、ライトタックルで釣りができるのはうれしいところ。

 

日本海マリン 城光寺マリーナ
JR新幹線の新高岡駅からクルマで約20分、富山駅からは約40分という距離にある。魚影濃い富山湾まですぐという好立地にアングラーが集まるマリーナだ

〒933-0126
富山県高岡市城光寺120
TEL:0766-44-8558
定休日:火曜日、第2、4水曜日(祝日の場合は翌日振替)
営業時間:8:30~17:30

 

シースタイル利用者も使える休憩所あり

 

マリーナ事務所ではウーパールーパーがお出迎え。その日、よく釣れる人には近寄っていくのだとか

 

富山湾での釣行をアテンドしてくれるナビゲーターは、マリーナスタッフの平田 錬さんと、助っ人の辻 健太さん。辻さんは釣具店勤務の釣り名人のため、期待が高まる♪

アカムツとタチウオは人気のターゲットで、「アカムツは少し前にクーラーボックスが満杯になるほど爆釣していたんですよ」との平田さんの言葉に由梨ちゃんの期待がどんどん上がっていく。アカムツをねらっていてタチウオが釣れることもあるそうだが、まずは湾に出てすぐのところにタチウオポイントがあるとのことで、タチウオから。さぁ、ヤマハYFR-24に乗船して、いざ出港!

 

マリーナを出てすぐ、小矢部川の河口でまずはタチウオねらいからスタート! 水深70メートルから流し始めるも、川の流れの影響を受けて、ボートがすごい速さで流れていく

 

由梨ちゃんは130グラムのジグ、辻さんはイワシを付けた点や仕掛け、平田さんは操船に専念してのタチウオねらい。ボートが流されるのが速くて、底を取るのが大変そう。あっという間に水深130メートルに!

 

あまりに流れが速いのでタチウオは早々に諦め、アカムツ釣りにチェンジ。庄川沖の水深130~170メートルのところを市販のドウヅキ2~3本バリ仕掛けで探っていく

 

辻さんの特製2本バリ仕掛け。上のエダスまでのミキイトと、下のエダスからオモリまでのハリスを市販品の半分くらいに短くしてあるとのこと。オモリは80号。エサは春の富山湾名物である“ホタルイカの身投げ”で沿岸部で取れたもの。砂地で取れたものは口当たりがよくないので、釣りエサ用に冷凍しておくという

 

由梨ちゃんのサオにこの日初のヒット! 何かな何かな? 

 

プルプルと小気味いいヒキで上がってきたのはムシガレイ。アカムツ釣りの定番ゲストなので、アカムツも近くにいるはず!

 

少しだけポイント移動して、新湊沖の水深130メートルで辻さんにヒット!ギュンギュン引くので何かと思ったら、特大のフグ。残念!

 

そうしてアカムツ釣りをしていたら、「ナブラだ!」の声が。すぐにスピニングタックルに持ち替えて小さめのジグを投げる由梨ちゃん。気づけばボートの周囲はナブラだらけ。これはチャンス到来か!?

 

ナブラに向かってジグを投げ続ける由梨ちゃん。しばらくすると、由梨ちゃんのジグにヒットするもバレてしまう。一緒にナブラ打ちしていた平田さんにもヒットするが、こちらも水面近くでバラシ。正体は一体なんなのだ!?

 

何度か投げて掛かったのが大きなエソ。サイズがいいのでよく引いたのだとか♪

 

続いて、今度はジグを底まで落としてみたら掛かったというマゴチ。ジグでマゴチを釣ったのは初めて!とうれしそうな由梨ちゃん

 

ナブラが落ち着いたため少しポイント移動。せっかくなので由梨ちゃんに操船を担当してもらい、神通川沖へ。水深70~130メートルあたりを流す

 

ここで辻さんにヒット。電動リールで巻き上げてくるもあまり魚が引かない様子。「中層と水面付近でまた暴れたら、アカムツの可能性大ですね」と言いながら、みんなで見守っていたら水深60メートルくらいのところで急に暴れ始めた!

 

水面を割って見えたのは本命のアカムツ。赤い魚体がきれい。本命の出現に平田さんと辻さんはホッと一息

 

由梨ちゃんは中層にいるサバの猛攻に底まで仕掛けを落とせない様子。途中アカムツっぽいヒキを見せる魚が掛かったのだが、残り20メートルで無念のバラシに悔しそうに膝から崩れ落ちていた由梨ちゃん。無念!!

 

サバの猛攻に遭う由梨ちゃんを横目に、さっきより一回り大きなアカムツを釣り上げた辻さん。さすがです!ここでタイムアップとなり、日本海マリン城光寺マリーナに帰港となった

 

『ボート倶楽部』2023年9月号には、由梨ちゃんの書いたレポートのほか、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されている

 

晴山由梨(はれやま・ゆり)
4代目アングラーズアイドル。ダイワのフィールドスタッフ、シーガーのフィールドテスター、キャスティングのイメージガール、つりジェンヌのアンバサダーなどを務め、各種メディアにて活躍中。プライベートでもヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用して仲間と釣りに行く。InstagramXYoutubeなどにも注目!

 

(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真=舵社/山岸重彦)

 

※本記事は『ボート倶楽部』2023年9月号より抜粋。バックナンバー電子版最新刊も、ぜひご覧ください。

 


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