先日、神奈川県・相模湾にある某マリーナに行ったときのこと。スタッフと話をしていたら「もうボートで江の島方面に行くと、警戒船が来て近寄らないように指導されますよ」と教えてくれた。
そう、「東京2020オリンピック・セーリング競技」の競技エリアにおける航行自粛要請のことだ。競技の日程は7月25日からだが、すでに同エリアでは練習が行われているので、本番並みの運営が行われているのだろう。
ちなみに、舵オンラインの「東京オリンピックセーリング競技観戦ガイド①」で解説した通り、プレジャーボートで競技エリアに近づいてレースを観戦しようと思っても、レースをまともに見られるほどの距離には近づけないようなので、ご承知おきを。
なお、東京湾でも湾岸地域で数多くの競技が行われることもあり、オリンピック開催に伴う航行ルールが定められている。サーフィン競技の会場、千葉県・一宮町の釣ヶ崎海岸でも注意が呼びかけられている。
左が江の島付近における航行自粛を呼びかけるパンフの一部、右が東京港の自主航行ルールを解説したパンフの一部
こうした“オリンピック競技会場付近の海面を航行する船舶に求められること”をまとめたのが、第三管区海上保安本部のサイト「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会~海の安全にかかるお知らせ~」だ。相模湾、東京湾、釣ヶ崎海岸の航行に係る情報がリンク先として整理されている。
該当する海域でプレジャーボーティングを楽しむ人は、自粛要請や自主航行ルールの内容を把握しておきたい。まずはこのサイトで、自身のゲレンデの情報をチェックしよう。
(文=舵オンライン編集部)
●東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会~海の安全にかかるお知らせ~
https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/oripara/
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