2024年11月10日にフランス・レ・サーブル=ドロンヌをスタートした、単独無寄港無補給世界一周「ヴァンデ・グローブ」。日本人唯一にして3度目の出場を果たしたDMG MORIセーリングチームの白石康次郎さんは、フランス時間の2月9日10時36分41秒(日本時間の18時36分41秒)にフィニッシュラインを通過した。ヴァンデ・グローブ2020-2021に続く、チームおよび自身2度目の完走となった。記録は90日21時間34分41秒で24位。トップ画像はフィニッシュ時の白石さんと〈DMG MORI Global One〉(IMOCA60)。
1989年に始まり、今大会で10回目となるヴァンデ・グローブは、過去最多40艇が参加した。低気圧にも果敢に突っ込み、トップを走った〈MACIF Santé Prévoyance〉のシャルリー・ダランが、64日19時間22分49秒の新記録を樹立。前々回の第8回大会の74日3時間35分46秒を約10日も短縮する、驚くべき記録が生まれている。
レースビレッジのステージに登壇した白石康次郎さん。隣は、白石さんの約1時間後にフィニッシュした、今大会最年少のヴィオレッタ・ドランジュ(23歳)
photo by Anne Beauge / Alea
白石さんの航跡
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(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=Olivier Blanchet / Alea、Anne Beauge / Alea)