日本はもちろん、世界のマーケットにおいても、ますます存在感を高めているフィンランド生まれのプレジャーボートたち。デザインやコンセプトにおいては、さまざまなトレンドを生み出してもいる。
そんな"フィンボート"の注目ブランドの一つが、XOボート(XO Boats)だ。直立したステムにロープロファイルの船体にディープVのハルを採用、大型の船外機を搭載し、高速走行を実現・・・という、いかにも最新のフィンボートスタイルを持つモデルをラインアップしているが、その特徴は、なんといっても船体にアルミを用いていることだろう。堅牢なハルは堪航性が高く、タフな海域でも抜群の走りを実現してくれるはずだ。氷の浮かぶような海での航走も安心だし、ビーチングのような楽しみ方もできそうだ。
XOボートは、ビルダーとしての歴史は浅いものの、そのモデルは、すでに各種ボートオブザイヤーにもエントリーされるなど、マ―ケットで高い評価を得ている。アルミならではの利点を生かし、他のビルダーのモデルとは一線を画す存在感を示している。
ラインアップは、ディフェンダー(DFNDR)シリーズ、ディスカバー(DFCVR)シリーズ、エクスプローラー(EXPLR)シリーズの3つ。上部構造物の違いによって、ユーザーが好みに応じて選べるようになっている。
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そんなXOボートは日本でも注目が集まっているが、このほどヤマハ藤田が、日本総輸入元としてのインポーター業務をスタートした。
ジャパン インターナショナル ボートショー2024では、待望の国内1号艇を展示すべく準備を進めているとのこと。
パイロットハウスにはパノラマウインドーを採用することで、ほぼ360度の視界を実現。北欧らしい合理的でモダンな設計により、快適な居住空間が広がっている。船体にはディープVを採用。その性能が評価され、第35回アメリカズカップのオフィシャル艇に採用されるなど、国際的にもXOボートの知名度はますます高まる一方である。
●全長:8.97m ●全幅:2.57m ●喫水:0.94m ●重量:2,404kg ●燃料タンク:305L ●船外機:450HP
エクスプローラー(EXPLR)シリーズのフラッグシップ。堅牢な船体を持ち、快適な船内空間も実現している。XOボートの「XO」は、EXPLORER(=クロスオーバー)を意味するが、ユーザーに対してそんな新しいボート体験を実現してくれる一艇に違いない。
●全長:13.4m ●全幅:3.7m ●喫水:1.05m ●重量:8,268kg ●燃料タンク:1,800L ●船外機:450HP×3、600HP×2
(文=舵社/小川佳文 画像提供=ヤマハ藤田)
(問い合わせ)
ヤマハ藤田
TEL:079-322-8800
https://www.seasea.jp/
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