ヤマハ発動機は、350馬力の4ストローク船外機「F350B」および「FL350B」を10月に国内で発売すると発表した。

F350B・FL350Bは、V型6気筒、排気量4,256ccのパワーユニットを採用した船外機で、従来の350馬力船外機「F350A」から約20%の軽量化を達成した。

また、内蔵型電動ステアリング（ステアリングバイワイヤ、以下SBW）の採用により、スムーズでレスポンス性に優れたステアリング操作を実現。

新排気システム「スラスト・エンハンシング・リバース・エギゾースト」の採用により、後進時や着岸時などでの操船性も大幅に向上させている。

F350B・FL350Bと同時に、SBW仕様モデルの150馬力の「F150H」、175馬力の「F175D」、200馬力の「F200N」を発売し、ラインナップを充実させた。

操船性の向上や船外機の艤装に必要なスペースを削減し、レイアウト設計の自由度も向上する。

F350B、FL350Bを含めた、ヤマハ発動機の船外機のラインナップと詳細はこちらからご確認ください

https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/outboard/4st/

「F350B」の主な特徴

●卓越したトルクとパワー
新たな燃料噴射制御技術の採用、吸気バルブの大型化などにより、正確、かつ最適な燃焼タイミングを実現し、レスポンスの良いハイパフォーマンスを発揮し、また新設計のクランクシャフトはストロークが長くなり、低速域から大きなトルクを発揮する

●信頼性と耐久性
フラッグシップモデル「F450A」にも採用したプラズマ溶射技術によって成型したスリーブレスシリンダー、イリジウム・スパークプラグを採用し、信頼性・耐久性を向上

●内蔵型電動ステアリングシステム（SBW）によるスムーズでスピーディな操船性
従来の油圧式ステアリングに変わり、SBWを採用。よりスムーズでレスポンスに優れた操船感覚を提供するだけでなく、トランサム部の船外機設置に必要なスペースの削減を実現した。（F150H、F175D、F200NにもSBWを採用）

●軽量化
新設計のエンジンブロック、ギアケース等の採用により、従来モデルから約20％の軽量化を実現。パワーウェイトレシオを大幅に向上させている

●後進時の舵効き（操船性）を大幅に向上
低速での後進時に発生するプロペラの中心からの排気の巻き込みを抑制する「スラスト・エンハンシング・リバース・エギゾースト」を採用。逆推進力を向上させコントロールしやすく、着岸などがよりスムーズに行える

●新デザインとカラーリング
F450Aの流れをくむ、立体的でダイナミックなフォルムを持つカウルデザインを採用。カラーリングは従来のグレーに加え、ファクトリーカラーとしてホワイトを採用している

F350B
●エンジン形式：V型6気筒
●排気量：4,256cc
●出力：257.4kW（350PS）
●ステンレスプロペラ装着重量：293kg
●価格：3,709,200～3,797,200円

FL350B
●エンジン形式：V型6気筒
●排気量：4,256cc
●出力：257.4kW（350PS）
●ステンレスプロペラ装着重量：293kg
●価格：3,731,200～3,819,200円

（問い合わせ）
ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
TEL: 0120-090-819

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