イギリス・ワイト島カウズをスタートし、ファストネットロックを回航、フランス・シェルブールでフィニッシュする「ロレックス・ファストネットレース」が、7月22日(土)にスタートする。主催はロンドンのロイヤルオーシャンレーシングクラブ。隔年開催のこの大会は1925年に始まり、今年で50回の記念大会を迎える。トップ画像は2021年大会の〈MILAI〉(クラス40)。
2021年大会、IRCクラスのスタートの様子
photob by Carlo Borlenghi/ROLEX FSNT21
エントリー数はなんと466艇! 暫定エントリーは491艇にも上ったという。コースは695マイルの設定になっているが、600マイルを走るほかのオフショアレースと比べて倍以上のエントリー数であり、まさに世界最大のヨットレースと言えるだろう。
クラスはIRC、クラス40、IMOCA60、ULTIM32/23、MOCRA、オーシャン50の六つ。29艇がエントリーするIMOCA60クラスには、来年のヴァンデ・グローブを目指すDMG MORIセーリングチームも出場する予定で、大型リフィット後初のレースだ。スキッパーは白石康次郎さん、コスキッパーはボートキャプテンのティエリー・デュプレ・ドゥヴォルサンさんが務める。IMOCA60の最速記録は2日16時間51分24秒で、3日前後でのフィニッシュが予想される。
最初のクラスのスタートは、日本時間の22日(土)21時(BST13:00)の予定だ。
第50回 ロレックス・ファストネットレース
●コース:イギリス・カウズ~ファストネットロック~フランス・シェルブール、695マイル
●クラス:IRC、クラス40、IMOCA60、ULTIM32/23、MOCRA、オーシャン50(エントリーリストはこちら)
●最速記録:1日9時間14分54秒。2021年大会の〈Maxi Edmond De Rothschild〉(ULTIM32/23)が樹立
●トラッキング:https://yb.tl/fastnet2023
(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=ROLEX FSNT21)
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