読者のみなさまから寄せられたボート遊びに関するレポートを掲載している、月刊『ボート倶楽部』の読者投稿記事「進め! BCフィールドレポーターズ」。「舵オンライン」では、過去に掲載された記事の中から抜粋して再掲していきます。
●BOAT:〈DSK〉(ヤマハYFR-24EX)
●FIELD:岩国沖ほか
●TARGET:マダイ、サワラ、カワハギほか
釣り好きが高じてボートを購入し、今では遊漁船業務主任者の資格を取って、山口県・岩国沖でフィッシングガイドサービスをするようになりました。そんな私が、ガーミン製魚探にほれこんだ話をしたいと思います。決してガーミンの回し者ではございませんので、よろしくお願いいたします(笑)。
■タイトル画像説明
チャートで大まかな地形を見て、通常魚探とクリアビューを見比べながら、ピンポイントの反応を探し、流すラインを決めてから流し始めます。レーダーやカメラ、エンジン情報などもモニター1台で表示することができるため、操舵席周りはスッキリ
僕がガーミンの魚探に出合ったのは2019年の末。それまでは、友人のボートで魚探を駆使して釣果を上げていましたが、愛艇を手に入れるタイミングで、より高い精度で海中の情報を把握したいと思ったのがきっかけでした。
さまざまなメーカーの魚探を調べる中で目にとまったのは、ガーミンのチャープ(CHIRP)とHD-IDというテクノロジー。
チャープは広域の周波数を連続的に発信し戻ってきた音波を解析することで、情報量が多く鮮やかでクリアな描画が可能となる技術で、HD-IDは、ガーミンの持つレーダー機器の解析技術を魚探に転用した画像処理識別技術。
この二つのテクノロジーによって今まで以上に、海の中から多くの情報を得られると思い、装備することを決めました。
選んだのはガーミン・エコーマッププラス95svとGT51M-TMという振動子。
そのシーズンに主にねらっていたのはマダイだったので、早速いつものエリアに確認に行きました。すると、画面に映る映像はそれまでとはまったく違ったものでした。
それらしきマダイの反応に合わせてタイラバを落とすと早速マダイが釣れ、その後もそれらしき反応をそこかしこで確認しては、次々とマダイが釣れました。
「これはすごい。手に取るように海中がわかる!」と思ったのを鮮明に覚えています。
(左)サイドビューでベイトの全体像を把握することで、フィッシュイーターがベイトに対してどの位置に付いているかがわかります
(右)ヤマハYFR-24EXに付いているCL7をサブモニターとして、チャートを表示して、ガーミン魚探にはサイドビュー、通常魚探、ライブビューダウンを表示
さて、季節は巡り、秋になるとこちらのエリアではイワシに付いたサワラやハマチ(ブリの若魚)、マダイなどをねらうブレードゲームが盛り上がりを見せます。ここでもガーミンは活躍してくれました。
この釣りではイワシとそれに付くフィッシュイーターの位置関係がとても重要ですが、広いエリアでイワシの群れを探すのは至難の業なので、サイドビューという機能を使い、ボートの左右の様子を確認しながら探ることで効率的にイワシの群れを捜索。
イワシを見つけたら、通常画面と高精細に見えるクリアビュー画面を見比べて、フィッシュイーターの種類を判別します。
ベイトに付くサワラの反応をサイドビュー(画面上)、通常魚探(画面左下)、ライブビューダウン(画面右下)で捉えた状況
ガーミンのチャート、通常魚探、クリアビュー、サイドビューを使い、ピンポイントにつけてヒットさせたサワラとのファイトシーン
はじめに通常魚探とクリアビューでベイトとサワラの反応を捉え、次にサイドビューでベイトとサワラの位置関係を明確にすると、一撃でサワラをヒットさせることだってできちゃいます♪
現在は2艇目となり、魚探もGPSMAP923xsvにアップグレードし、PS30という3Dソナーの振動子も設置したので、さらに精度も上がり、魚を探したり、反応にピンポイントでつけたりしやすくなり、それに伴って釣果も大幅によくなっています。
とまぁ、ガーミンについて語りだすと止まりませんが、諸先輩方もよりよい釣果を求めて、海の中を把握できる魚探とじっくり向き合ってみるのはいかがでしょうか? きっといい釣果が待っていると思います。
(まとめ=BoatCLUB編集部)
※本記事は、『BoatCLUB』2022年6月号に掲載された記事を一部抜粋したものです。最新刊およびバックナンバーもぜひご覧ください。
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