プレジャーボートの釣りで釣果を伸ばすには、魚探反応について知識を深めることが大切だ。
今回は、秋に外房で大型青ものをねらっていたときに出合った反応について解説する
●日時:2023年9月
●場所:千葉県・勝浦沖
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:外洋特有の大きなうねりの中で、長時間、アタリを求めてシャクリ続けていた
下層と宙層の2カ所に魚群が映っていた。下層の魚群部分にはアキュフィッシュ機能により単体魚(70あるいは170センチ)の存在が表示されており、緊張感が走るとともにジャークする手にも力が入った
この画面をキャプチャーした直後にヒレナガカンパチがヒットした。起伏のある海底付近にはベイトフィッシュらしき魚群があり、単体魚(59センチ)の存在も表示されている
高低差が10メートルほどある岩礁付近にイサキらしき魚群が映っている。その反応表示の密度が不均一で不規則な形をしており、さらに近くには単体魚の体長を示す数値も表示されており、期待が高まった
(文・魚探画面=小野信昭)
小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでも、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している
本記事は、月刊『BoatCLUB』2023年12月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。
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