
世界で最も普及したワンデザインキールボートの一つであり、今なお国内外で熱狂的なフリートが点在するJ/24。
この艇が支持された理由には、5人前後で操船ができる手頃さと、厳格なワンデザインルールにより担保された公平性などがあげられる。
キールボート界への導入艇としても、真剣勝負の場としてトップレーサーからも選ばれてきた、多くのセーラーが愛するクラスだ。
現在も世界選手権で月光チームが2年連続で3位に入賞するなど、国内のJ/24フリートは高いレベルを維持している。
5月17日~18日に、神奈川県荒崎沖で開催された2026 年度 J/24スプリングレガッタには7艇が参加。
こちらには〈月光〉や〈だぼはぜ〉といった強豪チームや、学生チーム、女性主体のチーム、さらに平均年齢74歳で3人乗り(!)の大ベテランチームなども参加し、このクラスらしいバリエーションに富んだ顔ぶれとなった。
しかしレースは真剣そのもの。マーク際は常に混戦となり、優勝した〈月光〉も、各レースでは先行を許す場面もちらほら。
それでも〈月光〉は最後には着実に上位でフィニッシュし、トータル成績では1-1-1-1-(2)-1-1と圧倒。
春の関東を制し、今シーズンに弾みをつける結果となった。
〈月光〉の植木武成(たける)ヘルムスマンは「自身の課題と伸びしろを再認識できた貴重な大会となりました。私のミスをチーム全員でカバーしていただき、改めて情報共有や基本に忠実であることの大切さを実感いたしました」と勝って兜の尾を締めた。
畠山知己(ともみ)レース委員長は「予想外の風もありましたが(第5レース中に南風が突然北風に変わる)、無事に上限の7レースを実施できて良かったです。皆さん、もっと練習しましょう!(笑) 」と激を飛ばし、盛況となった大会を締めくくった。
初夏の快い天気の中で、ワンデザインキールボートレースの楽しさを各艇が満喫した2日間。
舵オンラインでは、本大会の2日目の写真を掲載します!
(文・写真=川野純平/Kazi編集部)
「J/24は安価な中古艇もよく出ているし、数人で共同所有すれば年間10~20万円ほどで十分に楽しめます。若手でも持てるし、いつまでも乗れる良い艇ですよ」と畠山さんは語る。
関東以外の各地にも、数多く活動するチームがあるJ/24。新規の参入もしやすい艇種だ。
興味を持った人は、ぜひ協会や知人に相談してみてはいかがだろうか。
総合成績(参加7艇)
1位 月光
2位 だぼはぜ
3位 ピンクキッス
4位 ジェリーフィッシュ
5位 仰秀
6位 ビッキー
7位 オリーブ
関連記事を7月3日(金)発売の『Kazi』8月号に掲載予定。そちらもぜひ!