月刊『Kazi』2024年9月号の特集は、キールボート乗りの皆さんに向けて、レースをより楽しく、より真剣に、より高いレベルで戦えるように企画された「レース特集」です。
講師は、プロセーラーであり根っからのレーサーである荒川海彦さん。
普段あまりレースには出ないけど、これからもっとレースを楽しみたい!という方に向けて、必要となる準備や、基本的なテクニックを分かりやすく伝授していただきました!もちろん、ディープなレーサーにとっても役立つ情報が満載です。
そのほか、日本に生まれた新たなイベント「ジャパンヨットラリー」の紹介や、夏の大人気ヨットレース「第47回 座間味ヨットレース」、「第16回 東京ベイオープン チャリティヨットレース 2024」など、盛りだくさんの内容でお届けします!
今月もヨット&ボートの魅力が詰め込まれた一冊になっております。皆さま、ぜひご一読ください!
COVER PHOTO / Akito Ochiai (Kazi)
ワンデザインレース艇、J/70の艇上で風上のパフやシフトを探る、プロセーラーの荒川海彦さん
レーサーの資質|いちセーラーから、レースの道へのステップアップ
普段の活動はレースメインではないけれど、たまにはレースに出たいし、せっかく出るからには安全に楽しみたい。
でも何から取り組めばいいのか分からない・・・という方もいるでしょう。
改めて、レースに臨む準備や練習、そして心構えの話から振り返ります。
レース海面に着いたらすべきこと、レースが始まったら考えること、風を感じて正しく走ること。
いちセーラーのレーサースイッチを押して、レーサーの資質を引き出します!
トップレーサーたちのインタビューもお送りします。
ヨットレースのフォーマットと再現性を高めるための準備
一言でヨットレースと言っても、その開催形式はさまざま。
帆走指示書の確認から、ジョブリストの重要性の解説から艤装の注意点まで、レース前にすべきことを教わります。
スタートラインに潜む多くの情報を的確に計測
ヨットレースにおいて非常に重要性の高い、スタートについての解説です。
最高のスタートを切るための技を知り、他艇より良い条件でレースに臨みましょう。
4人のセーラーに聞く|レーサーに必要な真の資質
オーシャンセーラー、キールボートセーラー、ディンギーセーラーのトップ4人に、レーサーに必要な「真の資質」とは何かを聞いてみました。
頂上を見た人間だけが得られる、とても貴重な意見です!
正しく理解すれば最強の武器
ジェネカー艇による風下航、考察
荒川海彦さんが「今回のレースクリニックで最も触れたかった」という項目、ジェネカーの取り回しについての解説です。
高速走行だけでなく、少人数でのスマートなセーリングも実現する、強力な武器の使い方をマスターしましょう。
全国のお祭りレースに出よう!
レースに臨む基礎を学んだら、早速出場してみましょう。
全国のヨットレースの中から、編集部の独断と偏見と好みで、比較的エントリーしやすいおすすめレースを紹介します
湖畔での自作の楽しみ
ヘレショフ16’8”ヨール COQUINAを造る
世界的なマリンフォトグラファー、矢部洋一さんが一昨年から建造を始めた自作艇“COQUINA(コキーナ)”の作業工程と、それにまつわるエピソードを報告する連載です。
第2回はコキーナの工作用船台と、モールドの作製事情が語られます。
慶良間の海に響く指笛とカチャーシー
沖縄を代表する大人気レース「第47回 座間味ヨットレース」を紹介します。
美しき迷宮、慶良間諸島を駆け抜けるレースの攻略法とは?〈そんごくう7〉(ヤマハ9.5 IMS)のタクティシャン&ナビゲーターを務める新田真隆さんにレポートを依頼しました!
大都会の島回り!
東京湾のお祭りレースが新時代へ突入
東京湾の夏の風物詩、海ほたるを回航する人気のレースがパワーアップして開催されました。
大盛況の「ダイナースクラブカップ 第16回 東京ベイオープン チャリティヨットレース 2024」の様子をお届けします。
初島二人帆走 その感動と達成感
ダブルハンドに思うヨットレースの意味
たった二人で相模湾の48マイルを走り抜く、「第36回 初島ダブルハンドヨットレース 2024」。
今年も多くのドラマが生まれ、ダブルハンドヨットレースの醍醐味が詰まったレースとなったようです。
日本に生まれた新たなヨットラリー
沖縄県から日本海をつたって北海道までゆく「ジャパンヨットラリー」が実施されました。
海外から日本へ多くのクルージング艇が訪れるようになった好機に生まれた、日本の名泊地を巡る旅の様子を詳しくお伝えします。
海ガール/ISPAの瀬戸内海トレーニング|潮汐・潮流、航海計画に挑む①
先月号に引き続き、海ガール・矢口あやはさんが「ISPA瀬戸内海トレーニング」に挑戦します!
安全なクルージングを行うために必要な知識とスキルを学びながら、岡崎造船(香川県・小豆島)など瀬戸内海の名所を訪ねていきます。
☆ニューモデル艇紹介は2艇です
ヨット「ベネトウ・オセアニス37.1」
ボート「プリンセスY85」
※ページ末に各ボートの解説動画へのリンクがあります!
月刊『Kazi』2024年9月号、ぜひご一読ください。
月刊Kazi2024年9月号購入はコチラから
(文=Kazi編集部)
●サイズ:297×210mm(A4判)
●ページ数:176ページ
●価格:1,390円
●発行:舵社
ベネトウ・オセアニス37.1の解説動画はコチラ↓
プリンセスY85の解説動画はコチラ↓
あわせて読みたい!
●座間味ヨットレース2024 表彰式速報&まるで楽園!慶良間諸島の絶景写真を公開♪
●初夏の相模湾の風物詩|絶景の初島を回航、初島ダブルハンドヨットレース|たった2人で挑む熱き戦い!
●パラオからジュニアセーラーが来日!|7/7(日)に横浜でレース参戦